ステージの幕が上がり、出初式のトリである功労者の表彰式が始まる。
市長、そしてベテラン団員たちが、普段地域防災の最前線で活躍する団員たちに敬礼。続いて市長の訓示があり、その後表彰式に移行する。
先ずは、勤続年数が長い団員が壇上に呼ばれ、市長から表彰状が手渡される。団員も感無量の表情で、市長と敬礼を交換してステージを後にする。
消防団員の勤続表彰は、特に何年ごとに行うなどの決まりはなく自治体によってまちまちのようだが、一般に勤続30年の節目や、勤続25~30年且つ50歳以上で人格なども優れていると認められた団員が表彰されることが多いようだ。
勤続表彰は個人表彰であり、ひとりひとり名前が呼ばれて市長から表彰状が贈られる。団員にとっては最も誇らしい瞬間ではないだろうか。
女性の団員も、一般に勤続10年且つ婦人消防団の発展に貢献したと認められた人に対する表彰などがある。近年では、仕事や家庭と団の活動を両立する女性も増えており、前線だけでなく他の団員のサポートなど、男性にはできないかたちで活躍する女性団員が今後も増えて行くだろう。
続いて、ベテラン団員程ではないものの長く消防団で活躍した人や、組織として活躍が認められた団に対する表彰がある。まだ表彰式は盛り上がりそうである。