道の駅にはレストランとスーパーマーケットも併設されていて、この時間になると地元民たちが賑わいを見せる。
24時間開放の休憩スペースには、時期柄七夕飾りが備え付けられ、誰でも自由に短冊に願いを書いて吊るせるようになっていた。
しかもなんと短冊が尽きるまで書き放題なので、俺もふたつ願いを書いて行くことにした。
入口の黒板にはエイスリンちゃんへのメッセージを残した。読んでくれるかな。
暫くゆっくりしていたら人も疎らになって来たので、荷物を置いて外に出てみることにした。
岩手の夏の空は紅色に染まり、もう少しすれば次第に藍が濃くなって行くだろう。
この岩手の夏の黄昏の下に居られることが無性にワクワクする。





