遠野放浪記 2014.07.25.-13 星に願いを | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

道の駅にはレストランとスーパーマーケットも併設されていて、この時間になると地元民たちが賑わいを見せる。


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24時間開放の休憩スペースには、時期柄七夕飾りが備え付けられ、誰でも自由に短冊に願いを書いて吊るせるようになっていた。

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しかもなんと短冊が尽きるまで書き放題なので、俺もふたつ願いを書いて行くことにした。

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叶うと良いなぁ。

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入口の黒板にはエイスリンちゃんへのメッセージを残した。読んでくれるかな。

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暫くゆっくりしていたら人も疎らになって来たので、荷物を置いて外に出てみることにした。

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もう19時近いというのに、まだ外は明るい。

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日が完全に沈めば、めがね橋のライトアップが始まる筈だ。

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岩手の夏の空は紅色に染まり、もう少しすれば次第に藍が濃くなって行くだろう。

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この岩手の夏の黄昏の下に居られることが無性にワクワクする。