遠野放浪記 2013.12.29.-03 深淵から深淵 | 真・遠野物語2

真・遠野物語2

この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

平野原から、次の遠野遺産を目指してパティと一緒に出発する。


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寒い冬の朝、人気が無い平野原の街を出て、平倉方面を目指して進む。

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小さな街は、目抜き通りでも除雪が追い付いていなかったりする。深い雪にタイヤが取られるが、まだ先へ進めなくなる程ではない。

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街外れに出ると、一気に視界が開ける。

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命の輝きに溢れていた田園地帯も、この季節は何もない大雪原に姿を変える。その合間を、冬でも凍らない小川が流れている。

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やがて、早瀬川の土手に出た。この場所は除雪などされていなく、雪が積もり放題だ。

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しかし、土手を通った方が近道なので、思い切って雪を掻き分けて行くことにする。

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タイヤに絡まった雪を落としながら慎重に進むと、程無くして大通りに出た。此処は、しっかり除雪がされているので助かった。

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さて、もうこの近くに次の遠野遺産がある筈なのだが……。

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上郷から足ヶ瀬に掛けては、遠野の中でも人が少ない地域で、史跡の地図もあまり詳しいものが無い。

そんな場所だからこそ、未だ明かされていない伝説が隠された神社などが多くある気がするのだが、それを探し出すのもひと苦労だ。