遠野放浪記 2013.09.14.-10 夢のあとさき | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

これからの行動に先立ち、先ずは遠野到着後の恒例であるのんのんへ。


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皆大好きカッパジョッキパフェを食べなければ、遠野での旅路は始まらないと言っても過言ではない。

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ちなみに、この店の店長がカッパなのは夙に有名だが、最近この店長が肖像権フリーだといった噂を聞きつけ、ブログへの掲載を目的とした写真撮影をしても良いか聞いてみたところ、快諾していただいた。噂は本当だったのだ。

ということで、筆者と店長のツーショット写真を、読者諸氏は今すぐローカルドライブに保存し、デスクトップの壁紙に設定していただきたい。

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店長と遊んでいたらすっかり夜になっていたので、俺は店を出て目的地への行動を開始した。


早瀬川を渡ってバイパスに出ると、花りんの明かりが灯っているのが見えた。

さっきおやつを食べたばかりだが、花りん自体が久し振りだし、今日の夕食は此処にしよう。

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いつもこの時間は混み合っている印象があったが、今日は俺以外にふたり程客が入っているのみ。丁度谷間の時間帯だったのかもしれない。

注文を取りに来てくれた看板娘に、唐揚げ定食を発注。

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最早この唐揚げに対して多くは語るまい。このボリュームと胃袋をとことん刺激する味こそ、俺の遠野における食事の原点である。Deんの唐揚げを知った今でも、花りんの唐揚げは未だに俺の中で聖域化されたメニューなのである。



お姉さまに会計を済ませ、店を出る頃には20時を回っていた。秋の遠野に吹く夜風は、かなり涼しい。

この後は、遠野の中でも一番奥まった場所を目指し、長く孤独な旅路へと踏み出す。