遠野放浪記 2013.05.24.-06 本当の景色 | 真・遠野物語2

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この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

道中で一番好きな東白石駅に差し掛かり、車窓に白石川が並走するようになると、この区間も後半戦に突入である。


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最近白石川を通り掛かる際にはいつも天気が悪い印象があるが、今日は春らしい天候に恵まれた。

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ただ、少し風が強いのか白石川の水面が波立っている。穏やかな川だと思っていただけに珍しい。

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其処から先はまた暫く、広大な平原が続く。畦道で区切られた水鏡と、遠くの山裾に広がる小さな街を眺めながら、仙台への到着を待つ……。

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名取駅を過ぎると、車窓の風景は急に都会的なものに変わり、ショッピングモールやビル群といった先程まで見ていた風景と同じ土地にあるとは思えない建物が次々に登場してくる。

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列車は無事定刻通り、仙台駅に到着。

時間も丁度良いので、列車待ちの間におべんとうを食べることにした。本当は駅蕎麦屋や駅弁を楽しみたいところだが、一番ごった返す時間帯に店に入って食事をしている時間は残念ながら無い。


今回も旅の頼もしい味方である缶詰を持参。あけぼのから出ているちょっと高級志向の「小鉢倶楽部」というブランドから、金平ごぼうひじき五目煮を選択。

一般的に想像される缶詰とは一線を画したヘルシーなラインナップながら、程良い味付けがごはんと良く合う。それなりに良いお値段するだけあって、かなりレベルが高い缶詰だ。

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そしてお楽しみのおやつに、乗り換えのホーム移動時にコンコースの出店で買っておいた仙臺まるバーガーをいただく。前回はチョコレートしか残っていなかったが、今日はカスターもあった。

デニッシュ風の生地の中にたくさん詰まったカスタードクリームが口いっぱいに広がる度、甘いものが好きで本当に良かったと実感するw

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腹ごしらえが済んだところで、都合良く次に乗る小牛田行きの列車が到着。

遠野への旅もようやく折り返しだ。