遠野放浪記 2013.01.14.-07 大同小異 | 真・遠野物語2

真・遠野物語2

この街で過ごす時間は、間違いなく幸せだった。

幾ら南へ下れども、雪はちっとも降り止まない。

まぁまぁ、此処まで降ったら後はどうなろうとさして違いはない。どうせならもっと降れば良い、いっそその方が清々しいぞ。


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以前にも何処かで書いたことがあると思うが、福島県内でも北方にある福島市は、地形の関係で南にある郡山市よりも暖かい。

その福島でこんな有様では、郡山はさらに凄いことになっている可能性が高い。

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視界も段々悪くなってきている気がする。

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そして福島を出発してから一時間弱、列車は定刻通り郡山駅に到着したのだが……。

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果たして郡山は猛烈な吹雪に見舞われていた!

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勿論日本中探せば、これより遥かに凄い吹雪に見舞われる地域もあるだろう。しかし、東北のうちでもほぼ関東に隣接するくらい南にあり、白河越えの目と鼻の先という郡山でこんな吹雪に遭遇したことが驚きだった。

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遠野でならばともかく、道中でここまでの荒天に出くわした経験は今までに無かった。

後で聞いた話だが、やはりこの日の東北は全域が稀に見る荒れ模様だったらしい。

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日本海側なんかは郡山と比べものにならないくらい凄い天気なんだろうなぁ。取り敢えず定刻通り列車に乗って家に帰れる俺は充分に恵まれている。


そう、思っていたのだが……。