試験前に1つだけ覚えておこう(4) ~ AU 具体性 ~ | ITコンサルが語る よりわかりやすい 情報処理技術者講座

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「情報処理技術者試験の合格」を目指す人にとって
役立つ情報、事例、コンテンツ、思考法 ・・・などなどを
のんびり綴ってゆきます。

試験も近づいてきたので

 

 実践的なお話

 

をしてゆきます・・・の4回目です。

 

 


今回は、タイトルこそ3回目と同じですが
AU(システム監査技術者)のお話です。

 

 

 

AU 論文

 

 具体性に欠ける

 

と判断されるキーワードをご存じですか。

 

 

 

それは、意外にも

 

・適切に
・十分に
・迅速に

 

といった、論文では比較的よく見かける
表現なのです。

 

 

 

AU 論文では、なぜこれらのキーワード
失点につながるのでしょう。

 

 

例えば、監査手続で

 

 d( ̄▽ ̄) 〇〇(コントロール)
 
適切に 行われているかを確認する

 

と述べたとしましょう。

 

 

 

この監査手続に従って本調査を行う際に
ある監査人は

 

 ( ̄▽ ̄+) 〇〇は ・・・
 適切に行われているね!
OK

 

と判断するかもしれません。

 

 

しかし、別の監査人は

 

 ( ̄▽ ̄;) 〇〇は ・・・
 適切に行われていないね!
バイバイ

 

と判断するかもしれません。

 

 

監査人と言えど、「適切に」という
抽象的な表現で述べられている監査手続で

 

 明確な判断基準

 

がない以上、監査人ごとの経験や知識、
そして、それらの解釈をもとにして

 

 判断

 

することになるからです。

 

 

 

こうなってしまっては、

 

 同じ事象

 

に対する評価が一意に決まらないケースも
出てきてしまい、評価そのものが

 

 意味がない

 

ということになってしまいます。

 

 

 

こうならないためには、冒頭で挙げた

 

 具体性に欠ける

 

と判断されるキーワードを避け、

どんな監査人が本調査を実施しても

 

 同じ結果

 

が得られるような

 

 具体的な判断基準

 

を挙げることが重要になってくる訳です。

 

 

 

 

 

査手続の例を挙げましたが、他にも

 

・コントロールで行う内容
 ここが抽象的であれば、それらを
 確認する監査手続の監査要点が
 ブレてきます

 

・想定されるリスクの度合い
 何をもってリスクが顕在化したのかが
 不明瞭であれば、有効性のある
 コントロールが策定できません

 

などでも、同じ事が言えます。

 

 

 

ですから、AU 論文の中では

 

 具体性に欠ける

 

と判断されるキーワードを避けるように

意識して論述しましょう。


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