いよいよ試験まで
1か月
をきってしまいました。
論文添削の依頼も、現在、かなり
佳境に入ってきています。
今回お話するのは、
試験慣れ
されていて、論文試験も何度か
経験されてきた
論文慣れ
された方が、やってしまうケースです。
論文試験自体を
初めて受験される方
は、比較的早い時期から対策をはじめて
いらっしゃるので、今回ご紹介する
ようなケースを、この時期になって
やらかしてしまうケースは
あまり見かけません。
多くの方は、論文試験を受けてゆく際に
秋:SA(システムアーキテクト)
↓
春:PM(プロジェクトマネージャ)
↓
秋:ST(ITストラテジスト)
などというケースがよく見られます。
SA は高度試験の中では、通常業務に
比較的近いものがあるため、論文試験の
スタート
として、選択される方が多いようです。
もちろん、コーディングよりも、
運用・保守業務などがメインの方は、
SM(ITサービスマネージャ)から
始める方もいらっしゃいます。
春試験は、やはり高度の中で1番の人気を
誇る PM を、まずは選ぶ方が、かなり
多くいらっしゃいますね。
私自身も、PM からのチャレンジでした。
さて、そんなこんなで、
SA、SM、PM などと論文試験を
経験してくると、多くの方が
( ̄▽ ̄+) なるほど。
論文とはこんな感じなのか!
と、わかってきます。
ざっくりと言えば、多くの論文において
設問ア(1章)では、
・概要や特性
・外部・内部環境
・目標・方針
などを前半に書いた後で、後半では
・問題・課題
・問題に応じたテーマの背景
などを書くことになるのは、
試験区分を問わず
ほぼ、共通です。
設問イ(2章)では、多くの場合
・テーマに沿った実施内容
・テーマに沿った計画内容
などを、まずはハッキリと挙げた後に、
・問題文で触れられている検討
・問題文で触れられているすべきこと
といった部分を書いてゆきます。
この部分をハッキリ、具体的に
採点者
に伝わるようにかけるかどうかで、
ほぼ、評価は決まってきます。
しかし、設問ウ(3章)も
忘れてはいけません。2章で挙げた
・評価
・改善点
などが、多くの試験区分で問われます。
さて、ここで
ST 以外の試験区分
での
3章で問われていること
を考えてみて下さい。
先程挙げたように、
・評価
・改善点
などが、多くの試験区分で問われますが、
これらの内容は、ほとんどの場合
設問イの内容
つまり、施策・方策・計画などについて
d( ̄▽ ̄) 私が
今回やったことは
こう評価してる
というものばかりです。
ですから、
うまくいった
と自己評価したり、第三者からの評価を
評価点を中心に、書くことになります。
では、ST の場合での
3章で問われていること
を、よく見て下さい。
平成29年問1 設問ウ
設問イで述べたIT導入の企画において、・・・あなたは事業部門にどのようなことを提案し、それに対する評価はどうであったか。
平成29年問2 設問ウ
設問イで述べた・・・に対し、あなたはどのように経営層に説明したか。それに対する意見はどのようなものであったか。
平成27年問2 設問ウ
設問イで述べた・・・を事業部門にどのように説明し、その説明した内容に対して事業部からどのような評価を受けたか。
お気づきになりましたか?
いずれも、
2章で述べてた内容
に対する評価を述べると
アウト
になっていますよね。
問われている内容は、直前に問われて
3章の前半に書いた内容
に対する評価なのです。
論文慣れされた方は、
( ̄▽ ̄+) はいはい、評価ね。
「今回の施策は
よくできたと評価された」と。
と心の声が漏れてしまうくらい、
2章で述べてた内容
を挙げてしまい、ことごとく失点します。
論文に慣れることはよいことですが、
設問で問われていること
に答えるという
大前提
は、忘れないようにしましょう。
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