<抜粋>
横浜中華街と歴史を共にする県内の華僑は、日本で生まれ育った世代も多い。大陸系華僑らでつくる「横浜華僑総会」顧問で、30日の参院法務委員会に参考人として出席する曽徳深(そうとくしん)さん(84)は「ちょっとしたことで追い出される差別的な制度だ」と批判する。
県内の永住外国人9万2千人のうち、3万6千人を中国、3千人を台湾の出身者が占める。横浜華僑総会には1~6世が所属するが、中国語に不慣れで、中国に知り合いがいない人も少なくない。曽さん自身、横浜に生まれ、地元で長く中華料理店を営み、「日本は故郷」と語る。それだけに、改正案の内容を見て「私たちは歓迎されていないと思い知らされた」という。
改正案では「入管難民法の義務を順守しない」「故意に税や社会保険料を滞納する」「罪を犯し拘禁刑を受ける」のいずれかに該当した場合、永住権の取り消しが可能になる。具体的な運用指針は示されておらず、当事者は規定を乱用されかねないと危機感を抱く。
「政府は、外国人と共生すると言う一方で、排除するようなメッセージを送っていて矛盾だ。日本のためにならない」
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相変わらず見出しはなかなか刺激的。
しかし中身を見てみると、
改正案では「入管難民法の義務を順守しない」「故意に税や社会保険料を滞納する」「罪を犯し拘禁刑を受ける」のいずれかに該当した場合、永住権の取り消しが可能になる。具体的な運用指針は示されておらず、当事者は規定を乱用されかねないと危機感を抱く。
今回の例と私の例が全く同じ状況かどうかは分からないが、
私は台湾で永久居留証を取得し、台湾に住んでいる。
永久居留証を取らせてもらい、自分が住みたい台湾に住まわせてもらっている身として思うのは
私が台湾で「入管難民法の義務を順守しない」「故意に税や社会保険料を滞納する」「罪を犯し拘禁刑を受ける」のいずれかに該当することになり、台湾政府から「台湾から出ていけ!」と言われたとして、それを「台湾政府の差別だ!」などとはとても言えない。
どこの国で、こんな迷惑な外国人に「どうぞ、どうぞ、いて下さい」なんて言うのか。
それこそ中国だって韓国だって「出て行け!」と言うか、あるいは犯罪者として取り締まるだろう。
例えば、私が台湾人と同様の権利を得たいのであれば、何とかして台湾の国籍を得て身分証を入手するのが筋だ、と考える。
もちろん現在この永住権を得て日本に住んでいる人達が皆私と同じ様な流れで異国に住み始めたのではないのかも知れない。歴史的にもっと複雑な部分はあるのかも知れない。
しかし、そもそも上記の様な基本的な規則を守らないから永住権を取り消されるわけで、それを日本人が差別的などと言うそのロジックが正直分からない。
それが嫌なら私は日本国籍を取得するしかないと思う。
逆に、甘々な法律で管理することで永住権を得た様々な外国人が、日本国内で平気で罪を犯すようなことを助長して良いのか?とも思う。
曽さん自身、横浜に生まれ、地元で長く中華料理店を営み、「日本は故郷」と語る。
であれば、ただ甘々な管理を残せと言うだけではなく、またただ反対するだけではなく、
ではどうすれば日本の国益が守られるのか、もう少し提案型の話をすべきではないか、と思う。
またこれらの内容において、どうして日本(人)が差別的と言えるのか、マスコミはもう少し丁寧に報道するべきではないだろうか。
こうした報道は逆に日本人をミスリードして日本を間違った方向に導き、国益を損ねることになると思う。