静岡県知事選は立憲民主・国民民主推薦候補が自民推薦の候補を破り、少しだけ風が吹きました。
そして東京都知事選挙は、自民が小池都知事、立憲が蓮舫氏、そして安芸高田市の石丸市長も立候補します。
大王製紙・元会長の井川氏は「石丸氏はまだ何の実績も上げていない」と、ある意味まっとう、ある意味若干否定的な意見を述べられていました。確かにその通りではあると思います。
井川氏はとても優秀な方だから、人生の一部でつまずいた経験はあるとしても、どちらかと言うと優秀な人が政治を引っ張るイメージがある?それはある面で正しいと思います。
一方で石丸氏は京大を出て、大手都市銀行で働かれていたので同様に優秀な方ではありますが彼の政治姿勢は、自分が何かをやってやると言うよりも、現段階ではできる限り様々なことを選挙民に対して明らかにして、後は選挙民に任せると言うイメージがあります。
私が思う石丸市長の最も大きな実績は、安芸高田市における一部議員の怠慢やこれを意図的に隠すような、また怠慢を助長するようなマスコミが一般市民に「真実」を分からせない様にしてきたことを徹底的に炙り出した部分だと思っています。少なくともこう言った根深い問題は、彼が出てくるまではここまで明らかにされてきませんでした。
ちなみに都政に関するネット記事のコメント欄にこんなのがありました。
「都民には都議会の動画を見てもらいたいですね。小池知事は答弁拒否が多い。
不都合なこと・後ろめたいことがあるから。石丸さんを4年間見てきましたが、
市議の既得権益を炙り出して、二元代表制を本来の姿に戻し、5年連続赤字の財政も黒字化
した。都議会の深い闇を表沙汰にして政治再建をして頂きたい。」
私は石丸市長の様な若者が今度の都知事選に出てくれることに大きな期待を寄せています。
今度の選挙で東京に住む若者がどういう判断をするか、人口動態的にも組織票に頼る旧来型の政治家がやはり非常に有利なのだろうと思いますが、例え当選はかなわなかったとしてもその結果をちゃんと見届けたいと思います。
今の若者はみな「良い子」達ばかりなので、やはり今回もとても聞き分けよく、老人たちの意見に巻かれて終わってしまうのか。投票率が上がれば、組織票に対抗できてワンチャンあるか?
いろいろな意味の期待を以って、近隣県よりその行く末を見守りたいと思います。