中国の習主席はあくまで「統一」、台湾の馬・前総統はあくまで「現状維持」 | 桃太郎日記~親日国家・台湾より

桃太郎日記~親日国家・台湾より

親日台湾は1895(明治28)~1945(昭和20)年の50年間
反日朝鮮は1910(明治43)~1945(昭和20)年の35年間、日本に統治されました
台湾は[日本の統治を受けた本省人(子孫)90%弱]と[大陸で日本と戦った外省人(子孫)10%強]が同居する国です

 

 

<抜粋>

中国の習近平国家主席は、北京を訪問中の台湾の馬英九前総統と会談し「両岸は一つの国家である」と強調...習主席は馬前総統を肩書ではなく「さん」づけで呼び...習主席は「両岸の同胞はみな中国人であり...平和統一の美しい未来をともに追い求めよう」と主張...馬前総統は一つの中国の原則について口頭で合意した「92年コンセンサス」を堅持するとした上で「台湾独立」には反対

 

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結局、馬英九総統は現状下で「統一」に同意している訳でもなく、ただ「現状維持」を言ってるだけなんですよね。

 

因みに92年コンセンサスとは

 

 

<抜粋>

1992年,中台双方の窓口機関の間での事務レベルの折衝過程で形成されたとされる。中国側はこれを「一つの中国原則を口頭で確認した合意」と解釈し,台湾の国民党は「一つの中国の中身についてそれぞれが(中華民国と中華人民共和国と)述べ合うことで合意した」と解釈

 

中国側は中華民国の存在を認めていないので,江沢民時代はこの台湾側の解釈を否定してきたが,胡錦濤時代になって台湾側の解釈を否定も肯定もしない方針に切り替え,2005年以降の共産党と国民党との連携に道を開いた。

 

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一方で台湾の現政権党である民進党側は、総統時代は国民党所属だった李登輝元総統の言い分を受け入れ、この「92年コンセンサス」その物が無かったと言っています。

 

非常に単純化して言えばキツネとタヌキの化かし合い。

中国も国の調子が良い時はこの解釈の幅を狭め、調子が悪くなるとまたこれを広げ。

 

 

単純な日本人には何とも分かりにくい構図かも知れません。

だから中国から利用されて日本の発展や前進を阻むような国会議員が跋扈するのですが。

 

まあ、それも含めて日本は本当に良い国です。