学校にコーチングの授業を 鈴木太一 -9ページ目

学校にコーチングの授業を 鈴木太一

「迷いのない人」
「決断力のある人」
「行動力のある人」
「自分の意思で行動できる人」

であるために

コーチ 鈴木太一

久しぶりの更新です。
この夏に向けてやらなければいけないことをひとつひとつこなしていました。
ようやく、ブログにも手を出せる余裕が生まれました。


アンサンブルっていう言葉の本来の意味ってなんでしょう?

辞書を引くと、
①合奏。合唱。重奏。重唱。
②演奏団体。
③合奏や演技の調和の具合。「━が良い」
④組み合わせて着ることを意図して作られた一そろいの服。スカートとブラウス,ワンピースとジャケットなど。
⑤長着と羽織を同じ布地で仕立てた和服。

とあります。

ここから、調和の具合、つまり、様々な要素を組み合わせた時にそのバランスのとれた状態のこと、をアンサンブルがよい、と言うんだと、僕は解釈します。

でも、特にコンクールなどの本番が差し迫ってくると、このアンサンブルの意味を、

音程を合わせる、とか

出だしを揃える、とか

拍子感を揃える、とか

特定の要素に意識がフォーカスされ、アンサンブルの意味が、それぞれが揃ったり、合ったりすることであると、捉えがちです。

もちろん、そのこと自体は決して悪いことではなくて

アンサンブルを良いものにしていくためには欠かせない要素です。

でも、アンサンブルが良いと言うのは、それらが組み合わさって、バランスのとれた状態のこと、だと先ほども言いました。

つまり、それぞれの要素を組み合わせる作業が必要なんです。

そこで、何回かに分けて、それぞれの要素を組み合わせていくために、メンバーで確認してみたいポイントをご提案したいと思います。


ポイント1「演奏する曲のゴールを共有する」

音程を合わせる、出だしを揃えるのには、そもそも目的があるはずです。
僕はそれは、こういう音楽にしたい。こういう表現にしたいという欲求を叶えることだと思っています。

そもそものゴールがズレていては、メンバーの音楽表現の方向性が異なってしまい、意識にも差が生まれてしまいます。

だから、作曲者の意図や思いを知るとともに、チームとしてのゴールを共有することはとても大切だと思います。

具体的には、音量の変化、場面転換の音色変化、ストーリー、などの全体像の棚卸しです。
さらには、そのゴールを達成した時にチームが得られるもの、例えば、どんな気持ちになるか?、どんな評価をもらえるか?、どんな表情をしているか?なども話し合っておくと良いかもしれません。


全体像をつかんだうえで、それぞれの要素を合わせる練習に取り組むことで、目的意識がよりはっきりし、モチベーションも高い状態をキープできるんじゃないでしょうか。


アンサンブルが良いチームが増えると日本の吹奏楽はきっともっと面白くなります。

また書きたいと思います。
昨日参加した勉強会で、学んだこと。

たくさんの言葉を、聞きました。
すごく楽しくて、2時間という時間がとっても充実していました。

受講費は3000円。

得しました!



その中から、印象に残っていることを書いておきます。


言葉について。

言葉の意味があいまいなまま使っていて、相手と誤解が生じたり、うまく伝わらなかったりコミュニケーションにトラブルが起きることってあると思います。

アメリカ、ギャラップ社の調査によれば、コミュニケーションギャップによる損失は年間30兆円になるとか。

普段使っている自分の言葉。その本当の意味をどれだけ知っているだろう?

そう、改めて考えさせられました。


ゲストコーチは、ことばの意味を一から辞書で調べまくったそうです。

例えば、「きく」。

「きく」には、聞く、聴く、訊く、利く、効く

これだけあります。

これらがそれぞれどんな意味を持っているのか?
わかりますか?

辞書をひくと

聞く…音や、声を感じ取る。内容を知る。
聴く…注意して耳に入れる。
訊く…たずねる。問う。
利く…機能が働く。
効く…効果があらわれる。

とあります。

「コーチのゴールは、聞く、聴く、訊く、利くを通して、お互いの対話から効くを生み出す関わりをすること。」

と語るゲストコーチのお話を聞いていて、

そうか。コーチングはとっても、アクティブで、ライブ感あふれる活動なんだ!
クライアントが、じっくり語り出したくなっちゃう空間を作るのがコーチの使命なんだ。

そう改めて納得。

そして、コミュニケーションやことばを扱うコーチにとって、ことばの意味をしっかり捉えることは避けては通れない超重要ポイントだと再確認しました。



で、おまけにもう一つ、「気づく」これはどうでしょうか?




「見失っているものを見つける」

これが、その意味です。


一番ハッとしました。

人間は普段、自覚してる部分と、見失っている部分を比べると

圧倒的に、見失っている部分が多いのです。



もちろん、もともと自分の中に無いものは見つけられませんが、
膨大な量を持っているのに見失っている部分が多い!




つまり、あなたはすでにたくさんのものを持っているってこと。

特に目的や、願望、自分の強み、見失っていませんか?



たとえば、本当にあなたがやりたいこと、音楽家としての目的は何でしょう?

あと何があれば、その状態のあなたでいられるでしょうか?



コーチは、この見失ってる部分を一緒に見つけるのがお仕事です。

ぜひお手伝いさせてください!
ミヒャエル・エンデの作品「モモ」には、時間泥棒ってやつが登場します。

時間銀行に時間を預ければ、命が倍になる

そんな売り文句に、人々はまんまと時間を預けてしまいます。

このお話の中には、

忙しさの中で、生きる意味を忘れてしまった人々への警鐘

そんなメッセージが込められています。



僕は「音楽」は、生きる意味を与えてくれると信じています。



企業は、消費者に「サービス」を提供し、お金をもらいます。
よいサービスであれば消費者は喜んでお金を払います。

それが、企業の一般的な活動の目的であり、存在意義です。


では、音楽の演奏の場合はどうでしょう?
お客さんに何を提供しているのでしょうか?






それは、時間です。

音楽の演奏をする人は、お客さんからお金をもらって、または、学生などの無料のコンサートの場合はお客さん自身の時間をもらって、時間と空間を提供します。



その時間が充実したものだったら、お客さんは"得した"気分になるし、つまらなかったら"損した"気分になります。



たくさんの人が集まる演奏会は、時間・空間作りが実に上手です。


演奏面はもちろん、演出も、進行もホスピタリティも抜群。


お客さんはワクワクして、来て良かった、また来たい

そう思っちゃうのです。


充実した時間を作るためにできることは何だろう?


そんな視点も持っておくと、演奏面だけじゃなくてその演奏会全体をマネジメントしようとする意識が生まれて、視野が広がって、より面白いアイディアが生まれるんじゃないでしょうか?

少々大げさかもしれませんが、音楽が「生きる意味」を与えてくれる、そんな時間・空間を作りたいですね!


あなたはどんな時間を提供したいですか?
そのために、今から何ができそうですか?
ぜひ、聞かせてください!