よく聞く相談ごとの中に、
「お母さんvs息子」
があります。
発端は、勉強しない息子に対して、我慢できなくなったお母さんが、勉強しなさい!と、ガミガミ言ってしまうこと。
それは、子を持つ親であれば、皆さん抱くであろう当然の気持ちです。
皆さん、息子さんの今後が心配で、そう声をかけています。
でも、思春期の息子さんに対しては、残念ながら、逆効果になることが多いのも事実です。
実際今まで、この戦法で、母親側が勝利した例はどれくらいあるでしょうか?
火に油を注ぐ結果になっていたり、あるいは、その場限りに終わっている…そんな話をいつも聞きます。
さて、思春期真っ只中の息子さんは、
お母さんと喧嘩をしている間、あるいは休戦中、何を思っているでしょうか。
彼らと話をしてみて感じるのですが、今、彼らは自分という森の中で一生懸命もがいている。そんな風に思います。
葛藤、挫折感、コンプレックス、焦燥感、羞恥心、野望…
今置かれている環境の中で生まれる、ありとあらゆる感情に追い回されながら、自分と戦っています。
それって、彼らの心の内で起こっていることですから、目に見えません。
彼らも、そんなことあえて口に出したりはしませんから、普通気づくことは少ないです。
目に見えた行動に現れないから、お母さんは不安になりますよね。
不安になって、「変わりなさい!」「行動しなさい!」「目を覚ましなさい!」と言い続けてしまいます。
でもね、目に見えないようでも、自分との戦いを繰り広げながら、彼らの根っこは、着実に地中深く成長していっています。
やがて、そこから、様々な栄養を吸収するようになります。
目に見えるような成果や変化を出し始めるのはそこからです。
言葉数が少なくなった息子さんも、
たまに、自分から話をすることがあります。
でも、そんなときはうれしくなって根掘り葉掘り聞かないことをお勧めします。
ふーん、そうなんだぁ。
頑張ってるね!
で十分だと思います。
それ以上は、自分が語りたくなったときに勝手に話します。
それ以外は、じっと見守ってあげてください。
最も息子さんのためになることは、お母さんが息子を「見守る」プロになること。
(もちろん、人の道に反することや、命に関わるようなときは別です。)
だと思います。
そこにいてくれるだけで、お母さんの存在は絶大なんですから!
安心してください。
彼らの根っこは、目に見えないところで、すくすく育っています。
それをぜひ信じてあげてください。
お母さんが、息子さんを信じて、見守るプロになると、不思議なほど、息子さんとの関係がよくなることが多くあります。
それでも、お母さんが話したいことは、大人に聞いてもらいましょう。
「コーチ」に話すのもおすすめです。
いつでも聴きます。
あるいは、お母さん自身がコーチングを勉強するのもいいかもしれませんね。
コーチは、人の話を聴き、人の成長を見守るプロですから。