よく話題になるのは、うちの子は、成績が悪いのに危機感がないんです。どうしたら、子供が自分で自分の現状に気づいて、自分から勉強してくれるようになるんでしょうか?ということ。
皆さんお悩みの話題です。
よくお話を伺っていくと、そんな悩みを持ち出される親御さんにはある共通点があることに気がつきました。
それは、
「まだうちの子はわからない。」
「うちの子には無理。」
「放っておいたら、きっとだめになる。」
と、口をそろえたようにおっしゃるということ。
その一方で、同じクラスには、常に学年トップの成績を収める生徒がいます。
その親御さんは、僕が「どうしたらそんな優秀な子が育つのか知りたいです」と伺ったところ、
「いやいや、こんなに何もしないでいいのかというくらい、何もしていません。」
「彼の意思に任せています」
とおっしゃいます。
そこにはどんな違いがあるんでしょうか。
僕が感じるのは、心から子どもの可能性を信じているかどうか?ということ。
口では、「あなたはできる」と言っていても、頭の中では「そうは言ってもできるはずない」と思ってしまうのが大人じゃないでしょうか。
大人は子供たちよりもたくさんの失敗を重ねているが故に、子どもには失敗してほしくないという思いから、自分の経験上、無謀だと思うこと、失敗すると感じることに対して、制限をかけたくなります。大切に思うのだから当然です。
でも、その反面、もしかしたら、やってみなくてはわからないチャレンジに対しても必要以上のブレーキをかけているかもしれません。
もしそのブレーキを少し緩めてみたら?
子どもがやろうとしていることを全部応援したら?
自分が馬鹿げていると思うことが、将来とてつもないアイディアにつながるきっかけをつながるとしたら?(これはよくあること)
そんな風に考えて、最大限その子のやろうとしていることを応援したり、受け止めてあげたら、どんな変化が起こるでしょうか。
子どもの発想力は時として大人の凝り固まった思考力を凌駕します。
教員である僕は毎日そんなアイディアや思考力に触れられて幸せです。
学校は、そういう独創力豊かな子どもにとって、安心して自分を発揮できる場であり育てる場であるべきだと僕は思います。
(だって、この国世界を回すであろうとんでもなく面白いやつになる可能性を秘めているんだから)
僕は思います。
人は本来学びたがっているんだと。
そこには大人も子どもも関係ないんだと。
そして、大人も子どもも無限大の可能性を信じてもらえることで、そのパフォーマンスを最大に発揮できるんだと。
「この子には絶対できる。」
まずはそう心から信じることが、子どもの自立を促す力になるんだと、僕は考えます。