ここ数年は「保存料・着色料不使用」とか「食品添加物は一切使用しておりません。」と宣伝されたトマトケチャップが出回っていますが、賞味期限が未開封で1年半や2年という商品が本当に安全なのか疑問に感じます。

 

 

 

日本では、トマトケチャップの生産の大部分に輸入のぺーストやピューレを使っているようですが、製造会社が主原料のトマトをペーストやピューレの状態で仕入れている場合は、そのペーストに添加物が含まれていたとしても表示義務はないのが現状です。

 



「食品添加物不使用」と記載されているトマトケチャップでも、「糖類、ブドウ糖果糖液糖、果糖ブドウ糖液糖」のいずれかが表示されていたならば、その商品は選ぶべきではありません。それらは、異性化糖とも呼ばれる高フルクトースシロップで、遺伝子組み換えのとうもろこしが使われている甘味料です。アメリカでは、糖尿病や肥満などの健康被害の原因として使用禁止運動が広まっています。

 


 

 

また、大抵のトマトケチャップには、日持ちをよくするためにソルビン酸カリウムが使われています。ソルビン酸カリウムには、細胞の遺伝子を突然変異させたり、染色体異常を引き起こすことが分かっており、発色剤の亜硝酸ナトリウムと反応することで発ガン性物質に変わることから、亜硝酸ナトリウムが使用された市販のハムやベーコン、ソーセージ等の食品と複合的に摂取することで身体に悪影響を及ぼす調味料といえます。

 

 

現代は、食の欧米化の影響なのか、亜硝酸ナトリウムが含まれた市販のハムやベーコン、ソーセージにケチャップをかけて食べる人が多いようですが、これはまさに健康被害を引き起こす組み合わせといっても過言ではないと思います。

 


 

 


 

 

 

「ケチャップ」は、本来厳選した原材料をゆっくり煮込んで作る調味料です。トマトには、旨み成分のグルタミン酸が豊富に含まれているので、旨み成分イノシン酸を含むカツオ節粉末と一緒に調理することで、化学調味料を加えなくとも家庭で美味しくケチャップを作ることができます。トマトが旬の時期に無添加の手作りトマトソースを多めに作って冷凍保存しておき、パスタやピザ、フライなどのソースに活用するといいでしょう。

 

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身体は食べたものでつくられています。今食べているものが、今後のあなたの健康に影響を与えます。