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マタニティぽっとさん 〜産後うつ寛解からの妊娠記録〜

33歳。娘1人。旦那は仏のような人。
 
うつ病、産後うつを乗り越えて、再びマタニティライフステージへ。
 
喜怒哀楽、大波小波のメンタル忙しめぽっとさんの日常。

昨日より、16週。



そう、いわゆる安定期である。




安定期から活動の幅が広がるゆえに、心が少し踊っている。




マタニティヨガ、マタニティスイミング等、どれも16週から可能である。




ウォーキングも、もっと積極的に取り組める次第。




もちろん、体調と相談のもと。





さて。




日曜の話である。




体調も良かった私は、楽しみに楽しみにしていた美容院へ向かった。




カットandカラーリング。




トリートメントも含めて、約2時間半の美容院タイムを楽しんだ。




気分を変えるのに、美容院は最適だ。




自分の見た目が大きく変わる美容院は、視覚から自分の気分にダイレクトに変化をもたらしてくれる。




私は、割とロングめであった髪をバッサリとショートにし、カラーリングはかなり明るめにお願いをした。




これから来る夏に向けて、自身が受ける自身の印象も明るくしたかった。




誰のためでもない、自分の自分による自己満足のためのヘアーチェンジングである。





自分のために使うお金は、身も心もなんだか潤う気がする。




財布は軽くなったが、気分も軽くなる。





さらに、旦那が自宅で娘を見てくれていたので、1人時間も兼ねて美容院で過ごせたのは、とても気分が良かった。





そんな美容院タイムだが、カラーリングで染まるのを待っている間、ふと、1人目の産後に美容院にカットに来た時の事を思い出した。







1人目出産時、髪は肩より長かった。




産後すぐうつ病を発症してしまった私は、新生児の育児と、襲いくるうつ病の強烈な症状とで、ひとつひとつの行動が本当に大変だった。





その中で、髪の毛をドライヤーで乾燥させる、という行動が、エネルギーを使い、辛くて仕方なかった。




髪をドライヤーで乾かす。たったそれだけだが、うつ病の時はそれすら辛いのだ。




長い髪が鬱陶しくなり、髪を切りたいと思った。




だが。





人と会うのも恐怖感が襲ってきた当時、美容院に行き、人に会い、会話をしながらそこに滞在する、このハードルが高くて高くて、怯えていた。





後日、えいっと予約をするも、大丈夫だろうかという不安が拭えない。




カット当日は、安定剤を飲み、なんとか美容院に着くも、早く終われ…とこわばった表情で耐えたのである。









そんな当時の回想しながら、カラー剤が髪に染み込むのを待っていた。





こうして、美容院を楽しめるという事を、あの時は考えられなかった。




心も回復し、娘も成長した今、気持ち穏やかに過ごせることに感謝である。





産後、怒涛の日々が待っているであろうが、今は今を感じて過ごしたい。