マタニティぽっとさん 〜産後うつ寛解からの妊娠記録〜 -4ページ目

マタニティぽっとさん 〜産後うつ寛解からの妊娠記録〜

33歳。娘1人。旦那は仏のような人。
 
うつ病、産後うつを乗り越えて、再びマタニティライフステージへ。
 
喜怒哀楽、大波小波のメンタル忙しめぽっとさんの日常。

以前も述べたが

1人目出産後、産後うつになった私は

「二度と妊娠出産はしない」と誓っていた故

娘もお下がりも、マタニティ用品も何も残っていないのだ。





記念になるもの以外、赤子グッズはおろか、妊娠中に必要なものも全て処分していた。





だがしかし。





15週目も終わろうかという今、流石にお腹が出てきて、着る服に困り始めた。





ゆるいゴムのズボンで凌いでいたが、そろそろキツイくなってきた。





仕方がない。

マタニティ用のズボンを、用意するか。





まずは昨夜にネットで、サイトをうろうろ。





なるべく、安いもの。





でも、安すぎるのも、どうなんだ。





質感も、履けるかどうかも、着た感じもわからないネットは、何度も私を躊躇わせる。




この、太い太い太ももを通過できる、選ばれし筒があるのだろうか。





自身の太ももを振り返り、ため息をつく。





イメージを沸かせてくれる、モデルのお姉さんは大層似合った履き方をし、そのズボンの良さを引き立たせている。




果たして、自分になると、どうなるのか。





悩みに悩んで、ゆるそうなズボンを1着、購入した。





選択に時間がかかったが、買ってしまえば、届くのが楽しみである。





スマホを終わらせ、眠りについた。





翌朝、今日はあいにくの雨。気分の上がらない天気である。





子持ちの雨は、憂鬱だ。

どこで時間を潰そうか。頼みの公園はもちろんずぶ濡れで、頼らない。




財布からお金が出て行くのを涙ながらに見送りながら、室内で遊べる場所で遊ばせ、時間を過ごした。




公園ならば、タダなのに。





我々はその帰り、バースデイに寄った。





目的はもちろん、マタニティ用品だ。





たくさん種類がある訳ではないが、実際に見て手に取れるのは、大きなメリットである。





お財布と太ももと相談し、ジーパン生地のズボンを2着選んだ。





その他、マタニティショーツ、マタニティパジャマ、ロンTを選んだが、娘を連れてのバースデイが、ここで終わるはずがなかった。





ママ?

私を呼ぶ娘の手には、ゴリゴリに可愛く輝くカチューシャと、キャラクターのポケットティッシュ。




買うよね?と言った顔で私を見つめる娘。





…うむ。




まぁ。





買い物に付き合ってくれたからね…。





もはや自身を納得させるために絞り出した言葉を娘にかけ、ニコニコした娘とレジへ向かった。





こうして今日は、マタニティ用品を揃えることに成功した。





これで、さらに快適にマタニティライフを過ごせるわけだ。





次は、性別が判明したら、赤子のグッズを少しずつ用意していこう。