昨日より、16週。
そう、いわゆる安定期である。
安定期から活動の幅が広がるゆえに、心が少し踊っている。
マタニティヨガ、マタニティスイミング等、どれも16週から可能である。
ウォーキングも、もっと積極的に取り組める次第。
もちろん、体調と相談のもと。
さて。
日曜の話である。
体調も良かった私は、楽しみに楽しみにしていた美容院へ向かった。
カットandカラーリング。
トリートメントも含めて、約2時間半の美容院タイムを楽しんだ。
気分を変えるのに、美容院は最適だ。
自分の見た目が大きく変わる美容院は、視覚から自分の気分にダイレクトに変化をもたらしてくれる。
私は、割とロングめであった髪をバッサリとショートにし、カラーリングはかなり明るめにお願いをした。
これから来る夏に向けて、自身が受ける自身の印象も明るくしたかった。
誰のためでもない、自分の自分による自己満足のためのヘアーチェンジングである。
自分のために使うお金は、身も心もなんだか潤う気がする。
財布は軽くなったが、気分も軽くなる。
さらに、旦那が自宅で娘を見てくれていたので、1人時間も兼ねて美容院で過ごせたのは、とても気分が良かった。
そんな美容院タイムだが、カラーリングで染まるのを待っている間、ふと、1人目の産後に美容院にカットに来た時の事を思い出した。
1人目出産時、髪は肩より長かった。
産後すぐうつ病を発症してしまった私は、新生児の育児と、襲いくるうつ病の強烈な症状とで、ひとつひとつの行動が本当に大変だった。
その中で、髪の毛をドライヤーで乾燥させる、という行動が、エネルギーを使い、辛くて仕方なかった。
髪をドライヤーで乾かす。たったそれだけだが、うつ病の時はそれすら辛いのだ。
長い髪が鬱陶しくなり、髪を切りたいと思った。
だが。
人と会うのも恐怖感が襲ってきた当時、美容院に行き、人に会い、会話をしながらそこに滞在する、このハードルが高くて高くて、怯えていた。
後日、えいっと予約をするも、大丈夫だろうかという不安が拭えない。
カット当日は、安定剤を飲み、なんとか美容院に着くも、早く終われ…とこわばった表情で耐えたのである。
そんな当時の回想しながら、カラー剤が髪に染み込むのを待っていた。
こうして、美容院を楽しめるという事を、あの時は考えられなかった。
心も回復し、娘も成長した今、気持ち穏やかに過ごせることに感謝である。
産後、怒涛の日々が待っているであろうが、今は今を感じて過ごしたい。