東京電力福島第一原発の事故のあと、原発の運転期間は原則40年に制限されていて・・
しかし、原子力規制委員会の審査に合格すれば、例外的に最大20年の延長が認められる。

九州電力は申請に必要な「特別点検」を12日終了したということで、原子炉や格納容器などの健全性を確認した結果、運転開始後60年の時点でも問題ないことを確認・・

後は、原子力規制委員会が九州電力は申請どおおり、原子炉や格納容器などの健全性を確認するのみ。

ここまで来れば、身内?の原子力規制委員会が、九州電力の点検結果を否定する筈もなく、
事実上、20年延長はz申請すれば、例外的?に100%合格する仕掛けとなっているようだ。

「40年ルール」なし崩し、関西電力の老朽原発 再稼働へ猛進=ルール無用、原子力ムラぐるみで・・
【共に原子力ムラに籍を置く?規制する側と規制される側。
極めて例外的」だった筈の40年超運転だが、
「40年ルール」の実態は 認められないのが「極めて例外的
申請すれば100%?承認される(想定外の)異常事態。】

高浜1.2号機ー実は42年目:規制委、無理に無理を重ね60年延長ごり押し
【福島原発事故に学び、原発稼働は原則40年に。延長はあくまで例外だった筈だが・・

 しかし、その例外に3年猶予の特例で、42年目の高浜1.2号機は奇跡的?に救われ、
7月7日のデッドライン直前に60年延長合格の運び。】

テロ対策施設“未完成”でも「40年ルール」突破の老朽・美浜原発ー完成期限切れで運転停止

九電が検査?規制委は確認するだけ? 川内原発 きょうから「使用前検査」
【本来なら規制庁の検査官が行うべき検査を、被検者の九電自ら行い、
それを規制委が適切かどうか確認する??

 事前通告とか、度々問題視される他官庁の検査でも、そんな馴れ合い検査は聞いたことがない。
手心 加え放題の検査を、規制庁の検査官はただ傍観するのみ
結果、5月にはシナリオ通り概ね問題なし?との結論で再稼動??

 事故米不正転売事件の例のように、検査を受ける側と行う側が結託すれば
いとも簡単に「検査」をすり抜けられる。 まして、九電が自ら行う検査など・・】


 NHKニュースWEB 2022年10月12日 18時27分
九州電力 川内原発2基の運転延長 原子力規制委に申請

【九州電力は、鹿児島県薩摩川内市の川内原子力発電所1、2号機について、40年の運転期限を前に、さらに20年運転を延長する申請書を12日、原子力規制委員会に提出したと発表しました。

九州電力鹿児島支店 立地コミュニケーション第2グループ 芦谷竜門グループ長
「本日、20年間の運転期間延長認可申請書および原子炉施設保安規定変更認可申請書を原子力規制委員会に提出しました」

川内原発は1号機が2024年7月3日、2号機が2025年11月27日に40年の運転期限を迎えます。

原子力規制委員会から認可されれば、1回に限り20年間、延長することができます。

運転を延長する場合、期限の1年前までに原子力規制委員会に対して設備の劣化状況を調べる、特別点検の結果を添えて申請する必要があり、九州電力は12日、川内原発の1、2号機ともに申請書を提出したと発表しました。

九州電力は、1号機が2021年10月から、2号機が2022年2月から特別点検を行い、今回、結果についてはいずれも「異常は認められなかった」として、運転を延長しても問題はないと判断したとしています。

九電の会見「原子炉容器、原子炉格納容器、コンクリート構造物について異常が認められなかったことを、特別点検で1、2号機ともに確認した」

一方、県の専門委員会では、九電が行った特別点検の検証を進めていて、専門委員会では、国の原子力規制委員会が運転延長の可否を判断する前に塩田知事に検証結果を報告することになっています。

九電が運転延長を申請したことについて塩田知事は報道陣の取材に次のように答えました。

鹿児島県・塩田康一知事
「県としては今後の対応として、分科会での検証作業を進めていきたい。ことし(2022年)1月から分科会での検証作業をしているので、原子力規制委の判断の前に間に合うように、分科会での議論を進めていきたい」

薩摩川内市・田中良二市長
「九州電力に対し、市民の皆様、市当局に対して丁寧な情報提供、説明を求めた。延長申請について、あくまでも、電気事業者において判断したと考える」】