コンクリートは1100℃以上の熱で溶けるのだから、3000℃の崩壊熱に晒されれば当然、コンクリートは解けメルトアウトは必至。

底が抜けた原子炉から、地下水脈に超高濃度の汚染水が混入、太平洋に注ぎ込んでいる可能性が高い。

東電もチャイナシンドロームの現実認めた!?汚染水「不透水層」を突き抜け海へ
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【東京電力は24日、福島第1原発の1~4号機の海側で、汚染水が地下25~30メートルにある「下部透水層」までしみ込んでいる可能性が高まったと発表した。岸壁では鋼鉄製の遮水壁を造成中で、東電は海への流出を調査中としている。】


動画で見る炉心溶融


 東京新聞 2022年5月23日 19時45分
圧力容器支える土台の鉄筋むき出し、デブリでコンクリート溶けたか 東電福島第一原発1号機の原子炉調査

【東京電力は23日、福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の1号機原子炉格納容器底部を水中ロボットで撮影した画像を新たに公開した。核燃料があった圧力容器を支えている鉄筋コンクリートの土台(厚さ1.2メートル)の一部で、鉄筋がむき出しになっていることを確認。事故時に圧力容器から溶け落ちた核燃料(デブリ)の熱でコンクリートが溶けた可能性が高い。

 東電によると、格納容器底部から圧力容器真下につながる開口部付近では、塊状の堆積物を複数確認した。開口部に近いほど堆積物が厚く、土台の鉄筋がむき出しになっていた。コンクリートは1100度以上の熱で溶けるとされ、土台の破損が激しいと最悪の場合、支えきれなくなった圧力容器が落下する恐れもある。】一部抜粋


 福島民友ニュース 2022年05月27日 08時40分
第1原発1号機の土台、耐震評価見直し 損傷確認受け
【東京電力は26日、福島第1原発1号機の原子炉格納容器内部調査で原子炉圧力容器下部にあるドーナツ状の土台に損傷が確認されたことを受け、土台の耐震評価を見直す方針を示した。

 内部調査では、土台の一部で壁のコンクリートがなくなり、鉄筋がむき出しになっているのが確認され、東電は今後の廃炉作業への影響が懸念されるとして評価をし直す。今後の内部調査で土台の損傷具合を詳しく調べた上で、評価の手法を検討する方針。

 ただ、原子炉内で大規模な損傷が起きたとしても、現状では内部に入れないため、具体的な対策を講じることは難しいとみられる。東電は「大きな損傷があった場合でも、建屋外に放射性物質が漏れ出すようなことはないと考えている」としている。

 土台を巡っては、原子力規制委員会の更田(ふけた)豊志委員長が「改めて大きな地震に襲われた時に、東電の評価通りに(土台が)持ってくれるのか」とし、耐震性に懸念を示していた。国際廃炉研究開発機構(IRID)の原発事故を踏まえた耐震評価によると、溶融核燃料(デブリ)の影響を受け土台の4分の1が欠損するなどの最悪の想定でも、耐震性は確保できるとされている。】