溶接は私どもがあまり親しんでいなかった分野だった」と、稲垣武之所長は言うが・・

親しんでいなかった分野は、溶接だけでなく、殆どすべての分野?
原発運営で、素人集団の東電に出来る事と言えば、下請けに威張り散らして指図する事と、コントロールパネルのボタンを押すことだけなのでは?

技術的なことは何も判らず、制御パネルを見て運転?するだけの殿様社員様に、下請け・協力会社の担当者は複雑な思いだろう。

 東京電力は本当に電気屋なのか?
すべて下請け任せで、電気の知識も技術も素人以下ではないのか?

東電は素人以下!?4号機「燃料プール」冷却装置33時間停止の呆れた理由

2号機、穴開けたら予想外?の配管:東電は“図面も読めない”素人の集まり??



 新潟日報モア 2022/01/24 08:25
東電 問われる管理能力 柏崎刈羽原発7号機 手抜き溶接
【東京電力柏崎刈羽原発7号機(新潟県)の消火配管で多数の手抜き溶接が見つかった問題で、東電は今月、1580カ所に上る工事のやり直しを始めた。溶接は原発を安全に稼働させる上で不可欠の技術でありながら、東電にノウハウがなく、下請け業者に依存してきた分野。東電は匿名の「告発」があるまで不正に気付くことができず、原発を隅々まで把握しきれていない実態がまたも露呈した。やり直し工事の適正な遂行とともに、東電の原発の管理能力があらためて問われている。

 「溶接は私どもがあまり親しんでいなかった分野だった」。昨年末、手抜き溶接を公表した記者会見で、同原発の稲垣武之所長は東電の「弱点」を率直に認めた。

 手抜き溶接の発覚は、昨年3月にあった匿名の情報がきっかけ。調査の結果、6号機に続き、東電が再稼働を目指す7号機でも不正の事実が確認された。東電は9月に、他人のIDカードを使った中央制御室への不正入室問題などに関する再発防止策をまとめたばかり。東電が改革を誓った矢先に発覚した新たな不祥事だった。

 対策として、稲垣氏は、外注業務の知識や経験などを手の内にいれる「手の内化」という言葉を使いながら、作業を直営で試行するなどして管理体制の向上を急ぐとした。

 原発は多くの複雑なシステムからなる巨大施設だ。点検や修繕工事などの業務が、何層にも重なった多くの下請け業者に支えられている。その末端で頻発する不正や失態は、これまでも東電の頭痛の種となってきた。

 東電は1580カ所に上る溶接工事のやり直しに踏み切った。思い切った判断にも映るが、やり直しの対象は、不正が見つかった消火配管の溶接を受注した業者の担当部分などに限られる。大量の気体や水を扱う原発構内には、消火配管以外にもさまざまな配管が血管のように張り巡らされ、溶接箇所は無数にある。

 同じく県技術委委員の岩井孝氏=核燃料工学=は「他の配管溶接は適正に行われたのだろうかと私も思うし、一般の人も思うだろう」と懸念する。

 東電は、原子炉の運転に直接関わるような重要配管については「施工方法や性能検査のチェックが(不正のあった)消火配管より厳格だ」と強調。業者や原子炉メーカーに「適切に行われていると確認している」とする。】一部抜粋