海洋汚染の元凶=廃プラゴミ同様、廃炉の妨げになる?蒸気発生器など大型の放射性粗大ゴミの捨て場所を海外に求め、再利用のための輸出?との屁理屈で、合法化するそうだが・・
2020年の日本の廃プラ輸出量、前年比8.6%減の82万トン
モンゴル、核廃棄物受け入れを拒否 「処分場」構想は頓挫か。

しかし、トリチウムを含むナンチャッテ処理水は、再利用が見込まれず対象外?

だが、水素爆弾原料、原子爆弾の出力増強剤、中性子爆弾原料、核融合炉燃料として利用されるトリチウムは1グラムあたり300万円と高価格。
純粋なトリチウム水を取り出すことが可能なら、トリチウムを含むナンチャッテ処理水も、再利用が見込まれる資源?として輸出可能なのでは?

福島原発・不完全処理水ー捨てずに減らす画期的方法。風評被害も起きません
【汚染水を煮詰めて水分を抜けば、放射性汚染物だけが残り、汚染水を溜めるタンク群の殆どは不用となる。
しかも、ALPSが取り残した放射性汚染物も、100%取り除ける

蒸発したトリチウムを含む水蒸気を逃がさず、冷やして水に還元、トリチウム混合水に。

このトリチウム混合水を、+3℃に冷却すれば、凝固点が+4℃のトリチウム水(HTO)だけが凍結、普通の水(H2O)は液体のまま。
超簡単!「トリチウム水」を一瞬で分離できる方法。

たったこれだけの工程で、極めて困難といわれるトリチウム水の分離が完了。

汚染水の容量の大半は山側から押し寄せた地下水=普通の水、
100万トン中、トリチウムは僅か20グラムだそうだから、保管タンクも不要となる。

ウィキペディア(Wikipedia)に拠れば・・
トリチウムは1グラムあたり300万円(2004年)と高価なため、これに見合う用途に限られ、
水素爆弾原料、原子爆弾の出力増強剤、中性子爆弾原料、核融合炉燃料として利用されるそうだ。

福島原発の汚染水に含まれるトリチウム20グラムには、6000万円の価値がある? しかし、6000万円を得るには、
更に、電気分解などでトリチウム水(HTO)から、トリチウム(3H)を取り出す必要が・・

原子力ムラが困難というのは、どうやらこの過程のことのようだ。
トリチウム分離に係る工業技術・日本原子力研究開発機構


 福島民報 2021/08/27 08:45
【原発の放射性廃棄物】国民理解なき決定(8月27日)
【経済産業省は原発の廃炉で発生する大型の放射性廃棄物の処理を海外業者に委託できるよう、輸出規制を見直す。法の運用を改め、国内処分の原則を覆す。東京電力福島第二原発などの廃炉を円滑に進めるためという。

原発跡地の最終的な姿や使用済み核燃料など高レベル放射性廃棄物の最終処分など廃炉の全体像が見えない中、原発政策の大きな転換とも受け止められる輸出容認には強い違和感がある。

 対象となる放射性廃棄物は、蒸気発生器や給水加熱器、使用済み核燃料の輸送や貯蔵に使う容器で、用途を再利用とするなど一定の条件を付ける。蒸気発生器は重さ数百トンにもなる大型廃棄物で、発電所の構内に保管すれば廃炉作業の妨げとなる。

 国際条約では、放射性廃棄物は発生国での処分が原則となっている。相手国の同意があれば例外的に輸出を認めているが、国内法では、禁止されており、修正案の実現のため外為法の運用通達の改正を検討しているという。

 福島第一原発にたまり続ける放射性物質トリチウムを含む処理水も放射性廃棄物に位置付けられるが、今回の輸出の対象にはなっていない。「再利用が見込まれない処理水は該当しないと考えており、基本方針に基づく海洋放出に向けた準備を進める」というのが経産省の見解だ。処理水は原発構外に搬出する議論もあったが、原子力規制委員会の許認可に時間を要するなどの理由で退けられた。

 推進したい事業は法を簡単に改正し、阻止したい事業は法の壁を強調する。ご都合主義とも取れる廃炉政策を国民の十分な理解なしに進める姿勢が不信感を高める要因となっている。】一部抜粋