J-CAST ニュースより
【 モンゴル国内に日本の核廃棄物処分場を建設する構想をめぐり、日本がモンゴル政府から核廃棄物の受け入れを断られていたことが明らかになった。松本剛明外相が2011年7月27日の衆院外務委員会で、服部良一議員(社民)の質問に答えた。事実上、構想が頓挫した形だ。

松本外相は、7月23日に行われたモンゴルとの外相会談の内容について、
「モンゴル側からは、国内法令の関係上、核廃棄物の国内の受け入れ、つまり外国から自国への受け入れは困難であるとの立場の表明があったと記憶している」と明かした。

また、今後の核廃棄物の処理のあり方については、「非常に扱いが難しいゴミで、各国とも課題として残っている。他方で、使用済み核燃料は、不拡散の観点からすると、ある程度しっかりとコントロールされている必要がある」と述べるにとどまった。】

 核のゴミ箱、核廃棄物処分場を、六ヶ所村が一杯になったから、他国へ押し付けようという恥知らずな行為を、モンゴルに断わられて、さて、今度は、何処へ押し付けようというのか。

 原発を運転し続けるいじょう、危険極まりない核のゴミは、どんどん増え続ける。
その捨て場、安全な処分、保管方法もまったく確立されていない中、半世紀近くも運転を続けてきた、原子力村の無責任さ加減には呆れるばかりだ。

 しかもこの問題は、日本に限った事ではなくアメリカでも、フランスでも、世界中が同じ事情を抱えている、IAEAは正義の味方でもなんでもなく、原発を推進する世界の原子力村の総本山なのだ。

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