テロ対策施設完成の遅れで、原発ゼロの危機?にあったが・・
川内1号機、テロ対策遅れで来年三月に停止=全原発へ波及の可能性
原発テロ対策、未完成の場合1週前に停止命令 。フィルターベントも免震重要棟も未着工だが・・
東京新聞 2020年11月17日 20時23分
九電が川内原発1号機を再稼働 テロ対策施設の完成で初めて

【九州電力は17日午後7時半、テロ対策施設が完成した川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)を再稼働させた。19日から発電を始め、営業運転の再開は12月中旬を見込む。テロ対策施設が完成して稼働した原発は初めて。国内で稼働中の原発は、九電の玄海原発4号機(佐賀県玄海町)と合わせて2基となった。(原発取材班)
テロ対策施設は「特別重大事故等対処施設」と呼ばれ、意図的な航空機衝突などのテロ攻撃を受けた場合でも、放射性物質が外部に放出しないようにするための設備。テロ対策のため詳細は公表されていないが、九電は原子炉建屋から100メートル以上離れた場所に、遠隔操作で原子炉を冷やすための緊急時制御室や注水ポンプを設置した。川内原発の整備費用は約2420億円。
テロ対策施設は、東京電力福島第一原発事故を受けて原子力規制委員会が策定した「原発の新規制基準」で設置が必要とされた。原発本体の工事計画が認可された後、施設の完成まで5年の猶予が与えられたが、期限に間に合わず、九電は川内1号機を今年3月、2号機を5月に停止した。2号機は工事が終われば、12月下旬に再稼働する見通し。
テロ対策施設の完成遅れで、関西電力高浜3、4号機(福井県高浜町)も停止中。関電は高浜3号機を12月下旬に、4号機を来年1月下旬に再稼働する計画を示している。】
MBC南日本放送 11/18 09:30
川内原発1号機 臨界に達する
【テロ対策施設の完成遅れで、ことし3月から運転を停止していた川内原発1号機は、17日夜再稼働し、18日朝、核分裂が安定して継続する臨界に達しました。
川内原発1号機は福島第一原発事故を受けて、新しい規制基準のもと設置が義務付けられているテロ対策施設の完成が遅れ、ことし3月から運転を停止していました。
今月11日にテロ対策施設は完成し、運用を始め、九州電力は17日午後7時半に1号機の原子炉を起動させ、再稼働させました。テロ対策施設の運用が行われている原発の再稼働は国内で初めてとなりました。そして18日午前7時には核分裂が安定して継続する臨界に達しました。
このあと川内原発1号機は19日に発電を再開し、来月中旬には営業運転に復帰する見込みです】
川内1号機、テロ対策遅れで来年三月に停止=全原発へ波及の可能性
原発テロ対策、未完成の場合1週前に停止命令 。フィルターベントも免震重要棟も未着工だが・・
東京新聞 2020年11月17日 20時23分
九電が川内原発1号機を再稼働 テロ対策施設の完成で初めて

【九州電力は17日午後7時半、テロ対策施設が完成した川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)を再稼働させた。19日から発電を始め、営業運転の再開は12月中旬を見込む。テロ対策施設が完成して稼働した原発は初めて。国内で稼働中の原発は、九電の玄海原発4号機(佐賀県玄海町)と合わせて2基となった。(原発取材班)
テロ対策施設は「特別重大事故等対処施設」と呼ばれ、意図的な航空機衝突などのテロ攻撃を受けた場合でも、放射性物質が外部に放出しないようにするための設備。テロ対策のため詳細は公表されていないが、九電は原子炉建屋から100メートル以上離れた場所に、遠隔操作で原子炉を冷やすための緊急時制御室や注水ポンプを設置した。川内原発の整備費用は約2420億円。
テロ対策施設は、東京電力福島第一原発事故を受けて原子力規制委員会が策定した「原発の新規制基準」で設置が必要とされた。原発本体の工事計画が認可された後、施設の完成まで5年の猶予が与えられたが、期限に間に合わず、九電は川内1号機を今年3月、2号機を5月に停止した。2号機は工事が終われば、12月下旬に再稼働する見通し。
テロ対策施設の完成遅れで、関西電力高浜3、4号機(福井県高浜町)も停止中。関電は高浜3号機を12月下旬に、4号機を来年1月下旬に再稼働する計画を示している。】
MBC南日本放送 11/18 09:30
川内原発1号機 臨界に達する
【テロ対策施設の完成遅れで、ことし3月から運転を停止していた川内原発1号機は、17日夜再稼働し、18日朝、核分裂が安定して継続する臨界に達しました。
川内原発1号機は福島第一原発事故を受けて、新しい規制基準のもと設置が義務付けられているテロ対策施設の完成が遅れ、ことし3月から運転を停止していました。
今月11日にテロ対策施設は完成し、運用を始め、九州電力は17日午後7時半に1号機の原子炉を起動させ、再稼働させました。テロ対策施設の運用が行われている原発の再稼働は国内で初めてとなりました。そして18日午前7時には核分裂が安定して継続する臨界に達しました。
このあと川内原発1号機は19日に発電を再開し、来月中旬には営業運転に復帰する見込みです】