“変態セブン”を擁護するわけではないが・・
外野からは、コンビニ業界のフランチャイズ苛め?は、常軌を逸しているように見える。

むかし読んだ 外資系スタンドのフランチャイズ残酷物語を思い出し、
「小説 ガソリンスタンド フランチャイズ」で検索すると、
城山三郎 の『うまい話あり』と判明。 NHKでドラマ化されていたんですね。

アマゾンで、なんと中古本が1円で売られてました。
うまい話あり-文春文庫-城山-三郎
城山三郎の 『うまい話あり』 を読みました。

うまい話には必ず裏が・・まずは疑うこと。

コンビニオーナーの犠牲のもとに、利用者の便利、コンビニ本部の利益が・・

24時間営業を支えるのは、オーナーの過重労働

近所のスーパーの売値より高い仕入れ値

返品不可、その上 売れ残りの見切り販売も禁止

常軌を逸した、生かさず殺さずの高額ロイヤリティー

目と鼻の先に出店する、仁義なきドミナント戦略

数え上げれば切りがない、フランチャイズ本部の横暴。
これをブラックと呼ばずして、何をブラックと呼べるのでしょう?

コンビニフランチャイズシステムは奴隷制度?恐怖のコンビニ会計!




<セブン加盟店>で「ブラックバイト」 本部も「ブラック企業」だった

ブラック企業大賞受賞記念!「セブン・イレブン」マスコミが書けない恐怖の実態総まとめ!

恵方巻き商法が象徴=コンビニは業界ごとブラック??

コンビニ業界が低賃金の「外国人技能実習生」を欲しがるホンネ

Yahoo!ニュース・ITmedia ビジネスオンラインより
“変態セブン”が生まれた背景に、地獄のドミナント戦略
【この一度聞いたら忘れられないパワーワードが登場したきっかけは、女性客に対して、ズボンのチャックから指を出し、みだらな言葉を繰り返す動画が公開され、マスコミの取材が現地に殺到したことだ。

なぜ変態セブンはあそこまで狂ってしまったのか。なぜOFCは彼を放置していたのか。これらの謎をつきつめていくと、ある組織的な「病」が見えてくるからだ。

 それは、「ドミナント戦略」だ。

  中   略

セブンの戦略がオーナーたちを追い詰める
 
ドミナント戦略とは、特定地域に出店を集中させて商圏内を独占状態にすることだ。ブランドの認知度と顧客のロイヤルティーが高まることに加え、配送面や店舗管理面にもメリットがあって、これを進めれば地域内の勢力図をオセロゲームのように一気に塗り替えることができる。セブンの出店戦略の根幹をなすものだ。

 実際、セブンの公式Webサイトの「店舗検索」を見ると、今回問題となった店舗から2キロ強の圏内には、10店舗がひしめきあっている。もっとも近い店舗は直線で700メートルほどだ。ちなみに、同じ圏内でファミリーマートは3店舗、ローソンは4店舗しかない。

 日本フランチャイズチェーン協会によれば、コンビニの店舗数は2016年末時点で5万4501店(前年比2.8%増)。この10年で約1万4000店増えている。こんな厳しい競争環境の中で、隣近所にポコポコとセブンが建設されていけば、「共倒れ」のリスクが増すのは言うまでもない。たたでさえ、廃棄弁当が店の負担となる「コンビニ会計」で苦しんでいるところにダブルパンチとなっている。

 また、同地域で同じ店ができれば労働力の奪い合いになるのは自明の理だろう。バイトが確保できなければ、経営者なのにブラック企業の一兵卒のように、心身が壊れるまで働き続けなくてはいけないのだ。

 例えば、土屋トカチ監督の『コンビニの秘密 ―便利で快適な暮らしの裏で』というドキュメンタリー映画がある。タイトルの通りに、我々が享受している「便利さ」が何を犠牲にして成り立っているのかが非常によく分かる内容なのだが、そこで興味深いのは、作品中に大手コンビニの法務部に勤めていた男性が登場し、フランチャイズシステムについてこんなことをおっしゃっていることだ。

 「一言で言うと、奴隷制度とか、人身御供システム」

組織やビジネスモデルの危機

 なぜこんなことが平気でできたのかというと、彼らが男性のことを無意識に「奴隷以下」の扱いしていたからだ。FC本部やエリアマネージャーにとって、コンビニオーナーは「頑張れ、頑張れ」と尻を叩く「奴隷」である。ならば、その下で働く従業員がどんな存在だったのかは説明の必要もあるまい。

 このようにフランチャイズシステムを「奴隷制度」だと捉えると、変態セブンが長年放置されてきたことも説明がつく。本部にとってセブンオーナーという「奴隷」に求めるのは、ドミナント戦略の「駒」として自分の持ち場をしっかりと死守してくれることだ。それさえやってくれていれば、「奇行」や「セクハラ」のクレームが多少あっても、それほど大きな問題ではなかったのではないか。】一部抜粋