流入量より多く放流できない仕組みにしておけば、こんな人災は防げた。

(例えば、オーバーフロー弁?なら、オーバーフロー分だけしか放流できない。)

「職員が更なる大雨に備えて規定を超す放流をした可能性がある」と、県は言うが・・
そんなのは、ただの言い逃れだろう。

ダムの決壊が怖いからと緊急放水し、下流の堤防を決壊させ被害を拡大させるのなら、
極端に言えば、治水ダムには最初から貯水しないという手もあるが・・



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 毎日新聞より
西日本豪雨 ダム緊急放流 流入量より多く放流か 広島
規定違反操作の可能性 12月にも結果を報告書に 

【広島県は2日、西日本豪雨の際に緊急放流を行った呉市の野呂川ダム(総貯水量170万立方メートル)について、規定に反して流入量より多く放流する操作をした可能性があると発表した。

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 緊急放流は、ダムが満水を超えると予想された場合、決壊を防ぐため流入量と同量を限度に放流を増やす操作。県によると、水位の上昇で7月6日午後11時50分から緊急放流を実施。豪雨後に調べたところ、7日午前10時半まで2度にわたり延べ8時間、操作要領に反して流入量を超す放流が行われていたことが判明した。

 県は「土砂も流れ込んで急激に水位が上昇していた。管理施設が停電して降雨予想などの情報がほぼ入らず、職員が更なる大雨に備えて規定を超す放流をした可能性がある」と説明した。ダム下流の呉市安浦地区では、別の支流の氾濫も重なり、約56ヘクタールで家屋760棟が浸水した。】一部抜粋