29年とか40年で廃炉完了と言っても、あくまで机上の計画。
しかし、実際にそんな短期間で廃炉を完了した例はない。

 第一、解体で出る放射性廃棄物の処分先も未定のまま、完了期限を決められる筈がないではないか。

1998年に健全な状態で操業を停止した東海原発だが、原子炉解体開始は
17年後の今も未定だ。
“原発廃炉” 東海原発では・・手探り、未定、先送り

廃炉の先進国?イギリスでも、何の問題も無く、1989年に運転停止し廃炉作業に入ったバークレー原発でさえ、原子炉解体は 線量の下がる60年後、2075年から・・

バークレー原発の入り口には、「CLOSED UNTIL 2074」の文字が・・
NHK・ドキュメンタリーWAVE「原子力“バックエンド”最前線 ~イギリスから福島へ~
$げんぱつニュース-1

まして、メルトアウトし未だ汚染水と格闘中の福島第一の廃炉が、最長40年?で完了するなど、誰も信じていないとは思うが・・
最長40年??<福島廃炉への道> チェルノブイリの廃炉は絶望的だが・・

 時事ドットコムより
4原発5基の廃炉計画認可=完了まで最長29年-規制委
【 原子力規制委員会は19日、九州電力玄海原発1号機(佐賀県)、日本原子力発電敦賀原発1号機(福井県)、関西電力美浜原発1、2号機(同)、中国電力島根原発1号機(島根県)の4原発5基について、廃止措置(廃炉)計画を認可した。廃炉の完了時期は2039~45年度で、最長で29年かかる。
 廃止措置計画は、廃炉作業を安全に進めるための基本計画で、工程や核燃料の管理方針、放射性廃棄物の取り扱いなどのほか、事故想定や対応策を記載。規制委の認可を受けて作業が進められる。】

東京新聞より
規制委、4原発の廃炉計画を認可 運転40年規定後初
2【原子力規制委員会は十九日の定例会合で、運転開始から四十年が経過し、廃炉が決まっている老朽四原発五基の廃止措置計画を認可した。

計画には廃炉費用や作業工程が盛り込まれており、認可により各電力会社は廃炉作業を開始できる。計画認可は、東京電力福島第一原発事故後の法改正で原発の運転期間を原則四十年と規定して以降、初めて。

 各電力会社は廃炉完了までに三十年程度かかるとしているが、施設などの解体で出る放射性廃棄物は処分先が決まっておらず、想定通りに作業が進むかは見通せていない。】一部抜粋

  NHK「かぶん」ブログより
伊方原発1号機 廃炉計画を規制委に申請 40年で撤去へ
【廃炉になった愛媛県にある伊方原子力発電所1号機について、四国電力は、およそ40年かけて施設を撤去するとした廃炉の計画をまとめ、原子力規制委員会に申請するとともに、愛媛県などに同意を求める事前協議を申し入れました。

計画では、撤去はおよそ40年かけて行い、放射性物質の拡散を防ぐための安全対策をしたうえで、原子炉や関連設備の解体や撤去を順次、進めていくとしていて、費用として407億円を見込んでいます。およそ40年の作業期間は、これまでに廃炉の計画を申請したほかの原発と比べて10年ほど長く、四国電力はその分、放射能が減衰するため、作業員の被ばく量を抑えることができると説明しています。】一部抜粋