事故後すぐに石棺化され、汚染水の発生もないチェルノブイリでさえ、
29年経っても廃炉作業は手着かず。「石棺」密閉作業も資金不足で2年遅延。
※ チェルノブイリ原発 「石棺」密閉作業 資金不足で2年遅延

 廃炉の先進国?イギリスでも、何の問題も無く、1989年に運転停止し廃炉作業に入ったバークレー原発でさえ、原子炉解体は 線量の下がる60年後、2075年から・・

バークレー原発の入り口には、「CLOSED UNTIL 2074」の文字が・・
NHK・ドキュメンタリーWAVE「原子力“バックエンド”最前線 ~イギリスから福島へ~
$げんぱつニュース-1

 まして、汚染水駄々漏れ、事故収束の目処さえ立たない福島第一の廃炉が最長40年??
馬鹿も休み休み言え! 40年経っても事故収束しているかも疑わしい。

 チェルノブイリの前例を見れば 福島第一原発の廃炉は99%不可能
次善の策?石棺化も可能かどうか?

 新聞・テレビ・マスコミ各社は、原子力ムラ政権の発する ”廃炉まで40年”という悪質なデマを、
原子力ムラの広報誌?の如く、無反省に流すが・・
※ 福島原発事故:あの日、テレビが伝えた 「”デマ”と嘘と真実」

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 河北新報より
<福島廃炉への道>トラブル続発、処理に遅れ
【東京電力福島第1原発の廃炉工程は最長40年かかるとみられ、前例のない険しい道のりが続く。廃炉に向けた動きを月ごとにまとめ、解説する。

◎3月1~25日

6日 「H4」タンクエリアに設置している二重のせきの間にある側溝で、ベータ線を出す放射性物質(全ベータ)濃度が1リットル当たり1900ベクレル検出。東京電力は港湾内に汚染雨水が流出した可能性を示唆
9日 高濃度の滞留水を一時貯留する3号機タービン建屋地下の水位計が故障
10日 「H4」タンクエリアの二重のせきの間にたまっていた汚染雨水747トンがせき外に漏えい。ベータ線の濃度が同8300ベクレル
12日 「H4」タンクエリア南西側の土壌でベータ線の表面線量が毎時35ミリシーベルトの高線量箇所が見つかる。この土壌から汚染雨水がせき内に流れ込んだ可能性がある
16日 凍土遮水壁の凍結が目標の3月に間に合わず、4月にずれ込むと東電が発表。敷地内のタンクに保管している高濃度汚染水の処理が5月中に終わらない見通しも示した。1号機原子炉建屋カバーの解体準備作業を開始
19日 宇宙から降り注ぐ宇宙線から生じる「ミュー粒子」を利用して1号機を調査した結果、原子炉内の核燃料がほとんど溶け落ちていることが判明
20日 雨水の移送作業中、誤って予定と異なる移送ラインを動かし、汚染雨水10トンが土壌に流出

◎汚染水は1日350トン発生

Q 東京電力が高濃度汚染水の処理が5月中に終わらないという見通しを示した。そもそも汚染水はどうして発生するのか?
A 福島第1原発では2011年3月に水素爆発が起き、建屋が損傷した。建屋内に地下水が流れ込んで、放射性物質に触れて汚染水が発生している。
Q 量はどれくらい?
A 汚染水は1日350トン発生する。3月末現在、敷地のタンクに貯蔵する汚染水は62万トン。うち15万2000トンは処理が済んでいない高濃度汚染水だ。
Q どうやって放射性物質を取り除くの?
A 主に多核種除去設備(ALPS)を用いる。薬剤やフィルターで放射性物質を取り除く。他にもストロンチウムだけを除去する設備も活用している。
Q 東電は当初、3月末までに汚染水を処理すると言っていた。なぜ処理が遅れているのか?
A 昨年、ALPSでトラブルが続き、処理が思うように進まなかった。東電は処理完了時期を5月にずらしたんだけど、その目標も達成できそうにない。塩分濃度が高い汚染水2万トンの処理が思うように進まなくて、完了にはさらに数カ月かかるとみている。】