決死の覚悟で作業員が向かった2号機格納容器の内部は、秒殺レベルの530
ベクレル。
2015年10月末には、格納容器外でも即死レベルの9.4シーベルトを計測、その後の除染で多少は下がったかも知れないが・・
※ 2号機・格納容器外で9.4シーベルト=ロボット投入は除染終了後
 
しかし、技術の粋?を結集して完成したロボットは、作業員の身代わりにはなれない、
子供だましのローテクロボット。
福島原発:ヘビ型の次はサソリ型? 2号機にもローテクロボット投入

2011年4月には、不整地走行ロボット「クインス」を改良、20―100シ-ベルトの耐放射線能力を確認した?とのニュースもあったのだが・・
不整地走行ロボ投入?耐放射線100sb

アメリカやロシアの軍用ロボットなら、秒殺レベルの過酷な環境下でも、
作業員に代わって、格納容器に〝カメラ付きパイプ〟挿入のミッションを遂行出来る? 改良を加えれば可能?

原発「安全神話」に慢心した罪。
【日本の原発は、事後処理を軽視していた

電力会社や政府の原子力関係者は「原発防災ロボットが必要になる事態は日本では想定できない。むしろ不安を煽ることにつながる」と判断し、数々の成果をお蔵入りさせてしまった。

プロジェクトに携わっていた研究者は、そう振り返って悔しがる。開発されたロボットは、維持・運用のための予算がつかず、一部は廃棄された。】

兎に角、作業員の身代わりになる実用ロボットを、一日も早く開発していただきたい。

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楢葉で「高専生ロボコン」...廃炉へ技術競う 地元・福島が特別賞

 朝日新聞デジタルより
湯気の向こう、へばりつく黒い塊 福島第一2号機

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【核燃料の状態はこれまで、シミュレーションや間接的な観測でしか推測できておらず、事故から約6年が経っても直接確認した例はなかった。東電は今後、核燃料を取り出す方針だが、過去に例のない作業で困難が予想される。

 東電はこの日、カメラを付けたパイプを格納容器に開けた穴から差し込み、圧力容器の下部まで近づけた。湯気が立ち上り、水滴がしたたる視界の向こうに、圧力容器の直下にある作業用の足場が見えた。その隙間や鋼材の上などにへばりついた黒っぽい塊が映っていた。】

 NHKニュースWEBより
溶け落ちた核燃料の状況調べる特殊ロボットを公開

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