猛暑にエアコンなしでは熱中症が怖いが、エアコンの使用で電力不足が心配。
だから、原発の電気が必要??

 原発の代替に非効率・高コストの太陽光発電では・・

しかし、電気を爆食いするエアコンに代り、太陽熱で直接冷房できるなら、
なにも発電する必要はない。

 しかも、ソーラーパネルの発電効率10~20%台に比べ、新方式の太陽熱冷房システムは、
エネルギー効率60%。省エネで、二酸化炭素も出さない。

 熱エネルギーは熱エネルギーのまま使った方が効率がいい。何が何でも、エネルギーを電気に変換する必要などない。

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 business.newslnより
オーストラリア、エネルギー効率60%の太陽光を利用した新型の大型商業施設用冷暖房装置を開発
【オーストラリア政府の科学振興機関となるCSIROは17日、太陽光を利用した新型の大型商業施設用冷暖房装置の実用実験に成功したことを発表した。

このシステムは集光システムを使ってタンク内のサーマルオイルを150~200度の高温にすることで、この熱を冬期には暖房用に、夏期には間接蒸発式冷却器を動かし冷房用に使用するというものとなる。

太陽光を利用した冷暖房装置としては、ソーラーパネルを使って発電した電力を使って冷暖房装置を動かすといった方式もあるものの、ソーラーパネルの発電効率は、10~20%台と極めて低いのに対して、この新方式の冷暖房装置の場合、エネルギー効率を60%台まで飛躍的に高めることが可能であるところが大きな特徴となっている。】一部抜粋

ソーラーシステム振興協会
太陽熱冷房システム(ソーラークーリングシステム)
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東京ガス
ソーラークーリングシステム(太陽熱冷暖房システム)
1


 JNET21・独立行政法人 中小企業基盤整備機構より
太陽熱で冷暖房する「ソーラークーリングシステム」 [東京ガス]
【東京ガスは、再生可能エネルギーを活用した空調システム「ソーラークーリングシステム」の普及に力を入れている。2012年7月には大幅なコストダウンに漕ぎつけた新システムを開発、拡販に乗り出した。

東京ガスの「ソーラークーリングシステム」は、太陽熱によって冷水をつくり、その冷水によってオフィスビルなどの建物を空調するシステム。太陽熱集熱器による集熱で得た温水を、このシステムの心臓部である「ナチュラルチラー」(吸収式冷凍機)に送り込み、この「ナチュラルチラー」で冷水を得る。
 既存の吸収式冷凍機が都市ガス、LPガスなどで得た熱源を用いているのに対し、「ソーラークーリングシステム」は都市ガスなどに代わって太陽熱を熱源にしている。ただし、雨や曇りなど満足な日照条件が得られないときは、補助熱源として都市ガスを使う。

 熱から冷水を得る吸収式冷凍技術は古く、イギリスで理論が確立された1777年まで遡る。その後170年ほどの歳月を経てアメリカで「水/臭化リチウム系」の吸収式冷凍機がつくられた。日本では東京ガスが1953年に同方式による家庭用冷蔵庫を販売したのに始まり、以後ビルなどの空調システムとして普及してきた。「ソーラークーリングシステム」はそれがさらに進化したものとして技術史の中に位置づけられる。
 ナチュラルチラーすなわち吸収式冷凍機の原理は、蒸発潜熱の利用にある。打ち水をするとその水が蒸発して涼しくなるのと同じ原理だ。】一部抜粋