せっかくの放射能検査も、児童が食べた後に判明では意味がない。
出荷制限区域」指定も、産地偽装されればお手上げ?

栃木市の道の駅にしかたでも、出荷制限区域で採れたコシアブラが混入して出荷され、
偶然 厚労省の買い取り検査に引っ掛かり、1600~2200ベクレルの放射性物質を検出、
しかし既に完売、後の祭り。

 給食は、提供前に検査結果を把握すれば、放射能という毒を食べさせずに済むが、

 スーパー・道の駅・ネット通販・外食・コンビニ弁当・・で出回る放射能汚染食品は、
事実上フリーパス。

 例え発覚しても、消費者の口に入った後。
「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではない」?と言われても・・

 産地表示を参考に自衛するしかないが、産地偽装されればお手上げ。
そもそも、外食・コンビニ弁当には産地表示など最初からない。

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 下野新聞より
提供前に検査結果把握へ 栃木県と宇都宮市、再発防止検討 基準値超タケノコ給食
【宇都宮市横川西小の給食で使用したタケノコから国の基準値を超える放射性物質が検出されたことを受け、市教委や県は12日、チェック体制の強化などによる再発防止の徹底を検討する方針を固めた。市内各学校の検査は給食後に結果が分かる場合が多く、保護者らから「意味がない」との批判があがっていることなどから、給食提供前に結果を把握できる対応を検討する考えだ。

 複数の関係者によると、出荷制限区域の食品が持ち込まれることは想定されておらず、産地を「制限区域外だ」などと偽装された場合、見抜くことは難しいという。出荷される食品の安全性について「生産者のモラルに頼る部分が大きい」との指摘が強い。

 横川西小は今回のタケノコを「宇都宮産」として購入していたが、実際は大田原市産が混入していた。市内の各小中学校や給食センター約90カ所で年11回実施している検査も「安心感を高めることが目的」だ。】

 下野新聞より
出荷制限区域産が混入か 給食タケノコから基準値超セシウム 宇都宮
【宇都宮市は11日、横川西小(539人)で10日に給食のたけのこごはんの食材に使用されたタケノコから、国の基準値(1キログラム当たり100ベクレル)の最大2・3倍に当たる放射性セシウムが検出されたと発表した。

給食を食べた児童らに体調不良などの報告はない。同市在住の男性が、県北部の出荷制限区域で採ったタケノコを同区域外の宇都宮市産に混ぜて出荷した可能性が高いという。県内で提供された給食から基準値を超える放射性セシウムが検出されたのは初めて。

 県原子力災害対策専門委員で宇都宮大の夏秋知英(なつあきともひで)農学部長は「ただちに健康に影響を及ぼす数値ではない」との見解を示している。

 市教委学校健康課などによると、同校は10日に調理前のタケノコの簡易検査を実施。児童らが給食でたけのこごはん(1人当たりタケノコ約35グラム)を食べた後に検査結果が判明し、基準値を超える疑いが生じた。

 県内のタケノコは現在、日光、大田原、矢板、那須塩原、那須の県北5市町で出荷が制限されている。】

 産経新聞より
出荷停止区域の山菜コシアブラを道の駅で販売 基準超の放射性物質を検出
【栃木県は6日、同県栃木市西方町元の道の駅にしかたで販売された山菜、コシアブラから基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える1600~2200ベクレルの放射性物質を検出したと発表した。

県林業振興課によると、厚生労働省が4月25日、同施設の農産物直売所で販売されていたコシアブラを買い取り検査し判明した。同課が直売所にコシアブラを出した2人に事情を聴いたところ、出荷停止されていない栃木市産と壬生町産に、県内の出荷停止区域で採れたコシアブラを交ぜて販売。栃木市産と表示された18パック(1パック60グラム)と壬生町産と表示された66パック(同100グラム)が完売した。

 同課によると、販売者が県に持ち込み放射性物質の検査をするが、1人は検査後に出荷停止区域のコシアブラを交ぜた可能性もある。】