同じく震度4の伊方原発は10ガル、震度3の玄海原発は30.1ガルを計測したが、
もし計器が異常で、震度7の揺れでも自動停止しなかったなら・・

曲りなりにも自動停止した福島原発事故とは比較にならない破滅的大事故に・・

1997年の鹿児島県北西部地震では、震度5強、震度6弱の揺れでも 64ガル、71ガルと、
自動停止の設定値に達せず自動停止しなかった川内原発。

※ 川内原発 疑惑の「基準地震動」620ガル:それでも明日 再稼動??
しかし、川内原発近くの川内市中郷では、3月26日が444ガル、5月13日が427ガルと
桁違いの揺れを計測
、原発内にある計器の異常が疑われ、


そこで鹿児島県原子力安全対策室が、地震計とは別に1号機に26箇所設置されている地震応答観測装置のデータ公表を九州電力に求めたところ・・

公開されたデータのうち揺れが激しかった箇所は、原子炉格納容器の壁で639ガル(南北方向。5月13日)、外部遮蔽建屋のドーム頂部で602ガル(上下方向。3月26日)、燃料取扱建屋で428ガル(上下方向。3月26日)

横方向に160ガル、縦方向に80ガル、1階の地震計で横方向に260ガルという値を設定し、いずれかを超えた場合に原子炉が自動停止の筈だったが・・

1997年5月13日に、原子炉格納容器639ガルの揺れを計測?
規制委に見直しを求められ、620ガルに引き上げられた「基準地震動」を上回る実績が??


そして、鹿児島県北西部地震の震度6弱の揺れでもで作動しなかった自動停止装置は・・
九電は、正常に作動するよう改修したのか? 規制委は、それを確認したのか?


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地震本部・九州地域の活断層の地域評価より
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 NHKニュースWEBより
熊本地震1週間 各原発に異常なし 川内原発は運転継続
【九州電力によりますと川内原発では、今月16日午前1時25分ごろ、熊本県熊本地方を震源とするマグニチュード7.3の地震で1号機の原子炉建屋につながる補助建屋の地下で8.6ガル、1階部分で12.6ガル、屋外の地表面で30.3ガルの揺れを観測し、これが一連の地震で観測されたこれまでの最大値になっています。

稼働中の1号機、2号機ともに補助建屋の地下の地震計で横方向に160ガル、縦方向に80ガル、1階の地震計で横方向に260ガルという値を設定し、いずれかを超えた場合に原子炉が自動停止します。

原子力規制委員会は川内原発で観測された値が自動停止の設定値や、耐震設計の基準とした最大の揺れ、横方向に620ガル、縦方向に324ガルという値よりも十分に低く、異常は見られないとして、運転を続けても問題はないとしたうえで、今後の地震活動を注視していくことにしています。

ほかに16日未明の地震では、いずれも停止中の佐賀県にある玄海原発3号機の補助建屋地下1階で30.1ガル、愛媛県にある伊方原発で10ガル、松江市にある島根原発で2ガルを観測しましたが、原子力規制庁によりますと、いずれも異常はないということです。

一連の地震でこれらの原発がある自治体で観測された最大の震度は薩摩川内市と伊方町が震度4、松江市と玄海町が震度3となっています。】一部抜粋