原油の暴落で経済的にも競争力を失った 危険なだけの原発を、なぜ今さら再稼動?
※ 原油急落 原発再稼働に暗雲!?イラン制裁解除で、ホルムズ海峡封鎖も幻に

 鹿児島地裁は「基準地震動」620ガルを合理的としたが・・

 川内原発には、鹿児島県北西部地震で、震度5強、震度6弱の揺れでも自動停止しなかった前科が・・
しかも、620ガルに引き上げられた「基準地震動」を上回る639ガルを計測。

 地震用の感知器が、水平方向に260ガル、地下部においては水平方向に160ガル、もしくは垂直方向に80ガルを上回った時点自動停止装置が作動する筈だったが作動せず・・

 規制委・田中委員長は、 川内原発、福島並みの事故「起きない」と言うが・・

 原子炉建屋地下の地震計では、3月26日が64ガル、5月13日が71ガル、
しかし、川内原発近くの川内市中郷では、3月26日が444ガル、5月13日が427ガルと桁違いの揺れを計測、原発内にある計器の異常が疑われた。

 そこで鹿児島県原子力安全対策室が、地震計とは別に1号機に26箇所設置されている地震応答観測装置のデータ公表を九州電力に求めたところ・・都合よく?(磁気テープに記録するレコーダの不調によで半数強のデータが消失?)

 公開されたデータのうち揺れが激しかった箇所は、原子炉格納容器の壁で639ガル(南北方向。5月13日)、外部遮蔽建屋のドーム頂部で602ガル(上下方向。3月26日)、燃料取扱建屋で428ガル(上下方向。3月26日)

 1997年5月13日に、原子炉格納容器で639ガルの揺れを計測?
規制委に見直しを求められ、620ガルに引き上げられた「基準地震動」を上回る実績が??

 これでは、620ガルという「基準地震動」自体が意味をなさないのでは?
規制委は、長い時間をかけて何を審査してきたのだろうか?

 そして、鹿児島県北西部地震の震度6弱の揺れでもで作動しなかった自動停止装置は・・
九電は、正常に作動するよう改修したのか? 規制委は、それを確認したのか?
 
 「基準地震動」を、540ガルから620ガルに引き上げても、耐震強度に余裕があり、追加工事を行わなかったそうだが・・
 
  規制委の審査が進まない女川1号機さえ、既に「30年超認可」を受けている。
規制委には、全機器の評価が終了する一年後まで再稼動を遅れせる権限があるはずだが・・

 万が一の冷却代替設備もまだ、フィルター付きベントもまだ、噴火リスクは殆んど無視、
避難計画は無いも同然・・連日の猛暑でも電力不足は起きていない。何をそんなに急ぐのか?

M6以上の内陸地震もぐるりと囲む『川内原発(Sendai Nuclear Power Plant)』近辺の震源マップ
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