あの、東電の常務さえ 原発再稼働 「30キロ圏自治体理解必要」と答弁しているのに、
鹿児島県民の命を預かる県知事が、県と立地自治体のみの同意で十分と30キロ圏自治体を無視。
※  原発再稼働「30キロ圏自治体理解必要」 東電常務 衆院委で明言
 また、再稼働反対陳情31件 賛成陳情1件と、圧倒的多数の再稼働反対陳情はことごとく無視され、
賛成陳情1件のみを、圧倒的多数で採決。
※  <川内原発>再稼働の陳情 鹿児島県議会が採択

 議会制民主主義とは名ばかり、これではまるで数の暴力ではないか?

 伊藤知事の言う 「やむをえない」とは、かつての敦賀市長が地元の「原発講演会」で言った、 
いまカネになるなら50年後に生まれる子供が全部カタワモノでもかまわない』 と同様の意味か??

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 NHKニュースWEBより
川内原発再稼働 鹿児島県知事が同意
【鹿児島県の伊藤知事は7日午後2時半から県庁で記者会見を開き、
「川内原発1号機、2号機の再稼働についてはやむをえないと判断した」と述べて、再稼働に同意する考えを示しました。

 その理由として、事故が発生した際には国が責任を持って対処するとする政府の方針が示されたことや、原子力規制委員会によって安全性が確保されることが確認されたと考えていることなどを挙げています。
 
また、国に対し、再稼働後の川内原発の監視体制を強化し安全確保を図ることや避難計画のさらなる充実のための支援や確認を継続することなどを求めました。

 原発事故のあとに作られた新しい規制基準に適合しているとされた原発の再稼働に立地自治体と県が同意をしたのはこれが初めてです。
ただ、再稼働の時期は原子力規制委員会による認可や新しい設備の検査といった手続きが残されているため、年明け以降になる見通しです。

いちき串木野市議会議長「残念」

川内原発の再稼働の判断を巡り、ことし9月、みずからの市にも同意を求めるべきだとする意見書を可決していたいちき串木野市議会の下迫田良信議長は、伊藤知事が再稼働に同意したことについて、「薩摩川内市と県だけで再稼働について同意の判断が進められたことは残念です。いちき串木野市は原発から5.4キロの近い距離にあり、ほかの周辺自治体よりも厳しい状況にあるので、知事には、私たちの市の内情や住民の意見をもっと聞いてもらいたかった」と述べました。

日置市議会議長「意見を聞いてほしかった」

川内原発の再稼働の判断を巡り、ことし9月、みずからの市にも同意を求めるべきだとする意見書を可決していた日置市議会の宇田榮議長は、伊藤知事が再稼働に同意したことについて、「日置市も2万7000人の住民が30キロ圏内におり、同意を求める意見書も出しているので、われわれにも意見を聞いてほしかった。再稼働同意の判断が出されたからには、万が一の場合に備えた避難計画の策定などの課題を住民が納得できるように示してほしい」と話していました。】