福島県の見解では、浜通り0・035%、中通り0・036%、会津地方0・028%と、発症割合地域差なし?
だそうだが、
OurPlanetTVの資料に拠れば、会津地方と浜通り、中通りでは4.2倍から11.2倍もの開きが・・

 人口 10 万人あたり約 0.2名と、平常時に子供が罹るのは極めて稀な甲状腺がんが、
これまでに検査を受けたおよそ30万人に対し、疑い含め104人に達しても尚、それでも
「放射線の影響はみられず」と言い張る、福島県、原子力ムラの面の皮の厚さには呆れるしかない。

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 福島民報より
発症割合地域差なし 子どもの甲状腺がん 県内0・028~0・036%
【東京電力福島第一原発事故発生時に18歳以下だった37万人を対象に実施している県の甲状腺検査で、6月末までに受診した約30万人のうち甲状腺がんやがんの疑いと診断された人は104人になった。原発周辺で避難措置などが取られた13市町村、浜通り、中通り、会津地方に分けた地域別の発症割合が初めて公表され、0・028~0・036%と地域差はほとんど見られなかった。

 福島市のコラッセふくしまで24日に開かれた県「県民健康調査」検討委員会で、県が県内をほぼ一巡した検査結果を報告した。細胞や血液などの精密な2次検査を受け、甲状腺がんと確定した子どもは57人で3月末時点より7人増えた。1人は手術の結果、良性だった。「がんの疑い」は46人で7人増えた。

 検査を受けた子どものうち、がんの疑いを含めた地域別の発症割合は【図】の通り。原発周辺の13市町村は0・034%で、原発周辺を除いた浜通り(いわき市・相馬市・新地町)は0・035%、中通りは0・036%と地域差は見られなかった。原発から遠い会津地方は0・028%とやや低めだが、福島医大は「2次検査を終えた子どもが他の地域に比べ少ないため」と説明し、検査完了後はさらに差が縮まるとの考えを示唆した。

 検討委の星北斗座長(県医師会常任理事)は甲状腺がんの発症割合に地域差がないことから、現時点で原発事故との因果関係は考えにくいとの従来通りの見解を示した。一方で「詳細な分析が必要」とも述べ、年齢や検査時期、被ばく量との関係など、さまざまな条件を加味して今後も調べる考えを示した。】