原発の是非を国民投票で問おうという台湾は、少なくとも日本より民主的。
国民全てに関わる大問題を、地元の意思だけで決めようとする日本の仕組みは、民主主義に反する。

 原発マネーに目のくらんだ?「原発と共生」を叫ぶ地元住民?と心中するのは真っ平御免だ。

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 NHKニュースWEBより
台湾 原発巡り与野党の論争激化
【台湾で新たな原子力発電所の建設中止を求める声が高まっていることを受けて、馬英九総統が25日、最大野党の党首と会談し、住民投票で民意を問う方針を確認しましたが、実施方法について意見が折り合わず、与野党の論争が激しさを増しそうです。

 台湾では台北近郊の新北市に「第4原発」の建設が進められ、工事は9割以上終わっていますが、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、住民の間で建設中止を求める声が高まり、工事は中断されています。
こうしたなか、馬英九総統は25日、最大野党・民進党の党首、蘇貞昌主席と初めて会談を行いました。

 建設を推進する立場の馬総統は原発の安全性の審査が済んだあと、住民投票で民意を問う方針を改めて示し、それまでは核燃料棒を装填(そうてん)しないという考えを明らかにしました。

 これに対し、蘇主席は現在の住民投票の制度では投票率が50%を超え、かつ、原発に反対する票が有効投票の過半数に達しなければ建設中止とはならないことを指摘し、「条件が厳しすぎる」として投票率の規定を緩和するよう求めましたが、双方の意見は折り合いませんでした。

 馬英九政権が第4原発の是非を問う住民投票を行う考えを打ち出してから1年以上経ちますが、与野党の歩み寄りはみられず、原発を巡る論争は一層激しさを増しそうです。】