国会会期中にも拘らず、5月に続き、今年2度めのトルコ訪問。いったい何のために??

 自民党・河野洋議員は、トルコとの原子力協定には、日本が「トルコで原発廃棄物の再処理を行うことができる」ともとれる一文があると、その交渉のための再訪では?との見解を示している。

 安倍総理は、完成の目途がまったく立たない六ケ所村の使用済み核燃料再処理工場の代替としてお考えなのだろうか?

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 HUFFPOST JAPANより
安倍首相はトルコに核燃料工場を設立するつもりなのか
【安倍首相のトルコ訪問は今年5月に続き、今年2度め。国会開催中に国際会議出席意外で外国を訪問するのは珍しい。

前回の訪問の際、日本とトルコは原子力協定に署名。トルコ政府は、黒海沿岸シノプでの原子力発電所の建設について、日本に対し優先交渉権を授与した。これによって、三菱重工業や伊藤忠商事、フランスのGDFスエズ、トルコ発電会社らによる企業連合が事業主体となり、交渉を進めることになった。

シノプでの日本企業による原発建設交渉状況については、トルコのタネル・ユルドゥズ エネルギー天然資源相がフランスのモントブール生産復興相と会談した際、日本とフランスによるシノプの原発建設プロジェクトは中断しないと強調したことが報じられている。

しかし、安倍首相の今回のトルコ訪問の目的は、原発だけでなく核燃料工場の建設に関する協議も含まれそうだ。

トルコ紙のSABAHは28日、トルコでの核燃料工場の建設に日本の技術を利用するという、タネル・ユルドゥズ エネルギー天然資源相の話を報じた。規模は3億ドル程度だという。

自民党の河野太郎議員は、トルコとの原子力協定の中で、日本はトルコで原発廃棄物の再処理を行うことができる可能性を、次のように指摘している。

トルコとの原子力協定第八条は「この協定に基づいて移転された核物質及び回収され又は副産物として生産された核物質は、両締約国政府が書面により合意する場合に限り、トルコ共和国の管轄内において、濃縮し、又は再処理することができる。」書面による合意が前提条件になっているものの、トルコにウラン濃縮や再処理を認めかねない条文になっている。

(河野太郎公式ブログ ごまめの歯ぎしり「原子力協定二本」より。 2013/10/08 10:54)】一部抜粋