福島原発事故前だから、共産主義国・ソ連の起こした事故だから、NHKも真実を放送できた。
しかし、原子力ムラの見えない圧力?で、福島原発事故から3年を経た今も、福島の真実は封印されたまま。

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NHKスペシャル「汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~」

【史上最悪の原発事故からこの4月で20年、人々の苦しみは続いている。というよりむしろ悪化している。ウクライナにある、放射線を浴びた人々が集まって暮らすアパートでは、がんなどの重病患者が増加、毎週のように死者が出ている。さらに大量の放射性物質がまき散らされたベラルーシでは、ヒロシマ・ナガサキでは否定された「遺伝的影響」が報告された。

一方、20年の節目にIAEA(国際原子力機関)などからなる委員会がまとめた報告書によれば、事故で放出された放射線を浴びたことによる死者は全部で60人足らず。健康被害の多くを、「被曝の影響とは言えない」として退けた。患者の支援者などからは「問題の幕引きをはかる過小評価」と批判されている。

「いまだわからないことばかり」とも言われる放射線の人体への影響。広島の医師や研究者も加わって、暗中模索の事実解明、因果関係の究明が続けられている。

最新の動きを追う中で、「汚された大地」で本当は何が起きているのか明らかにしていく。】

『NHKスペシャル|汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実~』動画5本まとめ&全内容文字おこし
【2006年4月16日(日)放送「NHKスペシャル|汚された大地で~チェルノブイリ20年後の真実~」の動画がYouTubeに掲載されていたのでまとめた。爆発したチェルノブイリ原発の中で被ばくしながら働いた労働者達や400キロ離れたところで被ばくした町の住人達の中には、20年経過して突然癌が発病し苦しんでいる人がいる。低線量被曝の実態を伝えるドキュメンタリーになっている。福島原発事故とは事故の形が異なるが、参考にして考えたい。

以下のエントリーと合わせてご覧ください。
【動画まとめ】NHKスペシャル|終わりなき人体汚染~チェルノブイリ原発事故から10年~