戦前は暗黒ではなかった??「日本の戦時体制は、右翼の衣を着た左翼の体制」??
『諸悪の根源「戦前暗黒史観」との決別』とは、6年まえ安倍総理が声高に叫んでいた
『戦後レジュームからの脱却』そのもの。

 昭和の妖怪と呼ばれた祖父・岸信介元総理を信奉する軍国中年・安倍総理の取り戻したかった「美しい国
とは、「アメリカさえも恐れる、愛国心に溢れた、戦前の日本」

 対米従属外交を進めてきた自民党の総裁が、実は、誰よりも嫌米で、仮想敵国は中国、ロシアでも、
本当の敵はアメリカと見ている人たちと同じ価値観を持っていることは、実に興味深い。
 
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 産経ニュースより
諸悪の根源「戦前暗黒史観」との決別
【 「曳かれ者」とGHQが広めたデタラメな歴史にいつまで囚われているのか(上智大学名誉教授・渡部昇一 月刊正論2月号)

共産主義が日本を変えた

 このたびの衆院選挙で圧勝した自民党は、憲法を改正して自衛隊を「国防軍」とすることを公約として掲げています。それに対して、野田佳彦首相は選挙戦で「時計の針を戦前にまで戻すのか」と批判し、マスコミもその言葉通りに報じました。

 「戦前」という言葉が、当たり前のようにネガティブな意味で使われる。このことは、戦前の日本は「悪くて暗い国だった」という認識が国民の相当数に共有されていることを示しています。私はこれまでも繰り返し、この誤った思い込みを批判してきましたが、戦後の日本が真っ当な国になることを邪魔し続けてきた「戦前暗黒史観」は、いまだ根強く生き続けているのです。

 中 略

GHQと「曳かれ者」による洗脳

 日米戦で、アメリカは日本の強さに驚きました。特攻隊はもちろんですが、航空母艦でもそのことは明らかです。当時はソ連にもドイツにも空母の建造能力はありませんでした。イギリスは空母を保有していましたが、機動部隊として運用していませんでした。空母機動部隊を実戦運用できたのは、世界中でアメリカと日本だけだったのです。アメリカはそんな日本を恐れました。

 アメリカは日本の強さの根源が国民の愛国心にあることを見抜きます。愛国心は歴史からしか生じませんから、日本を弱体化するために国民から歴史を奪おうと考えます。そして日本を占領すると、「このたびの戦争は右翼ファシズムと民主主義の戦いだった」というプロパガンダを始めました。戦前の日本を「右翼ファシズム」と貶める日本人洗脳計画です。】一部抜粋