福島原発事故が起きたとき、東電、国、県は、事故の影響を小さく見せるため?情報を遅らせ、
住民を逃がそうとはしなかった。

 SPEEDIデータを隠蔽し、浪江の人たちに無用な被ばくをさせた。
原子力ムラに寄生する御用学者たちは、日本の原発は決してメルトダウンしないと強弁し、
安定ヨウ素剤も必要ない、むしろ危険と服用させなかった。

 しかし、住民の避難が済まないうちに1号機が水素爆発し、大量の放射能が撒き散らされた。
実はそれ以前にも、ベントによって、救援を待つ住民の頭上に放射能を降らせていたのだが・・

関連記事 避難民を見殺し?米の放射線実測図、保安院、文科省が放置 SPEEDI隠蔽より悪質!
       原発事故被ばく、大量放出前に避難すれば、安定ヨウ素剤服用なら・・100分の1
       日本核医学会(2011/3/17)安定ヨウ素剤による甲状腺保護処置は不要です??
       県が「被害を低く評価するため」?国の尿検査提案を拒否:議事録 当初公開せず削除
       福島第一原発 請戸の悲劇  助けられるはずだった命が・・・

 NHKスペシャルHPより
シリーズ東日本大震 空白の初期被ばく(仮)
【福島第一原発事故の後、政府や東京電力は各種調査に基づき、一般住民に対する放射能の健康影響はほとんど無いと説明してきた。

しかし見過ごされている被ばくがある。
事故直後に大量放出された放射性物質・ヨウ素131の影響だ。この放射性物質はチェルノブイリ事故後に急増した子どもの甲状腺ガンとの因果関係が科学的に立証されている。

ただし半減期8日と短時間で消滅するため、放出直後の被ばく回避措置、そしてヨウ素が消える前の正確な被ばく調査が重要となる。ところが今回はいずれも行われなかった。その結果として、被災地では事故から1年半を過ぎて乳幼児を抱えた親たちの間で不安が膨らみ続けている。

被災者にとってヨウ素被ばくの目安を知っておくことは、今後のガン検診や予防対策に決定的な意味を持つ。住民の切実な要望にこたえようと、研究者がヨウ素被ばく量の実態に迫ろうとしている。

また一方では、放射能測定や気象の専門家チームがセシウムではなくヨウ素の放射能汚染地図を作成に挑んでいる。様々なアプローチによってヨウ素被ばくの空白が明らかになる中、汚染にさらされた福島県の自治体は独自の健康対策に乗り出し始めた。番組では最新の科学技術によって失われた時をさかのぼる研究者たちの実証的な知見を総合し、初期被ばくの実態を解き明かす。】