発電効率が高く、実は、原発よりNO2排出量が少なく、発電コストも安いと言われている、
最先端のガスコンバインド発電に利用されているのが液化天然ガス。

 シェールガスの発見?により実勢価格が、約6分の1に低下しているにも関わらず、
原油連動価格・総括原価方式により調達価格が全く下がらず、実勢価格よりかなり割高のまま放置され、
電気料金値上げの一因になっているようだ。

 「アメリカの天然ガスは6分の1の価格になっている」、この値下がりの恩恵を受けられる契約を結べば、
電気料金値上げどころか「むしろ値下げできる」ことになる。

 これで発電コストの面でも、原発の優位性はまったく無くなった。柏崎刈羽が止まり、泊原発1基だけの稼動でも、電力不足など起こっていない。

 危険なだけの厄介者、原発に頼る理由など、最早どこにもなくなったのだ。

 価格.COM・テレビ紹介情報より

【柏崎刈羽原子力発電所

今日午前2時ごろ、新潟・柏崎刈羽原発6号機が定期点検の為運転停止し、これで東京電力管内で稼働する原発はゼロになった。東京電力は早ければ7月に家庭用電気料金を約10%値上げをすると見られるが、

 実は既に燃料価格の高騰によって去年より10%程電気代が上がっている。電気代についてSMBCフレンド証券の松野氏に話を伺うと、「むしろ値下げする事が可能かもしれない」と指摘した。

 石油天然ガス・金属鉱物資源機構

 これまで日本の火力発電の約4割を占めてきた天然ガスの価格が、ここ数年下がってきている。

 その理由は1月にラスベガスでオバマ大統領が「アメリカは天然ガスのサウジアラビアだ」等と訴えた様に、シェールガスというこれまでは採掘が難しかった天然ガスの採掘が可能になった為。
JOGMECの井原氏が「アメリカの天然ガスは6分の1の価格になっている」と解説した。

 ところが日本ではシェールガスを買っていない為に天然ガスの価格は高いまま。

 おとなりの韓国では今年1月にアメリカから安いシェールガスを買う契約を結んでおり、SMBCフレンド証券の松野氏は、「韓国と同じ価格で日本がガスを輸入できた場合、むしろ電気代は値下げする事が可能かもしれない」と指摘している。

 シェールガスを巡って分かれた日本と韓国の対応だが、A.T.カーニーの笹俣氏は「韓国の場合は一つの電力会社が政府の統制の元で電力を供給する形で、日本の場合は一つ一つの電力会社が個別に調達する形なので、足並み揃った調達行動は取りにくい」と解説した。

 東京電力

 スタジオでシェールガスについて解説。シェールガスが採掘出来る様になったアメリカでは100万BTUあたり3~4ドルまで値下がりしており、アメリカとシェールガス契約を結んだ韓国では100万BTUあたり約10ドル。日本では原油連動価格・総括原価方式である事から約16~17ドルとなっている。

 アメリカでは現在ガスが余っている状況で、二国間協定の様な物が結ばれればアメリカが日本にガスを売る可能性はある。しかし此処からは値段交渉等、政治的な判断が求められる話になってくる。

 スタジオからは、安定供給という名目でこれまでシェールガスを輸入してこなかった東京電力に批判的な声が出ていた。

 西沢俊夫が社長を務める東京電力は「シャールガスの動向には関心を持っている。調達の可能性の情報収集を行なっている最中」とコメントしている。このコメントに対してスタジオからは「本当にやっているのか」「そもそも情報収集なんて言っている場合ではない」等の声が出ていた。】

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