youtubeより 岩上安身オフィシャルサイトより
 『川内博史衆議院議員インタビュー』
【川内さんは東電等に、各発電機ごとの発電量データを出させた。
電力が足りていないことを示すデータの根拠には、揚水発電の欄が0となっていたからだという。

もともと揚水発電は、原発の熱を利用したエネルギー。

 揚水発電とは、水力発電所を挟んで上貯水池と下貯水池を作り、夜間などの余剰電力を利用し、ポンプで水を汲み上げ(この作業を「揚水」と呼ぶ)、昼間の電力使用ピークの時間帯に水を流下させて発電する仕組み。

 しかし、コストは高くなるが、火力発電でもそれは代用出来る。
そこを指摘し、行動に移させ、発電量データに揚水発電の600万Kwが上乗せされた。
さらに、津波で動かないと言われた広野火力発電所380万Kwも、現地に直接乗り込み、所長が
「7月までには動かす」と約束したという。

 「原発安全神話」のウソがバレ、今度は「電力ないない神話」で原発をキープしようとしている。
しかし、こちらの神話も、「埋蔵電力」を根拠とし、ウソであると主張。

 原発なくとも、火力・水力フル稼働で6000万Kwあり、「ガスコンバインドサイクル」という、原発の倍の熱効率の、優秀な発電機がある。

 先月末、猪瀬直樹副知事が視察に行った川崎天然ガス発電所は、ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた、このコンバインドサイクル方式により、火力発電所の発電効率40%を大きく上回る59%で発電。
二基で八十五万Kwと、原発一基相当の出力を誇っている。

 立地は六万平方メートルと小さく、排熱回収ボイラー内の装置で窒素酸化物(NOx)を水と窒素に分解し、
環境への負荷も少ないといわれている。代替エネルギーとして石原都知事も注目している。

 さらに、電力の自由化が起こってから、電力供給可能な個人事業者がIPP、PPSなどによる発電が可能、
電力会社が用意した発電機以外にも電力供給源はある。これを埋蔵電力という。

 川内さん曰く、「節電も必要ない。避難所へもクーラーを。ジャブジャブ使い、経済を活性化させねば。
電力会社には、法律で電力を安定的に供給する義務がある。国はそれを監督する。
それを『電気を使うな!』など、法律違反」。

 さらに、「地方には高齢者も多く、お年寄りほど真面目だから、この夏お年寄りの熱中症が多発するのではないかが心配。安定した電力を供給し、安心させることが政府、電力会社の役目」と語った。】

 電気は十分に足りているし、シェールガスの大量発見?などで安くなった天然ガスを使えば、
原発よりも高効率の発電所を2年以内には作れる。だから原発の電気に頼る必要が無い。

 蛇足だが、川内博史ビデオメッセージvol.5で、最後に10月に提出とあるのは、事故時運転操作手順書とは、
例の黒塗りだらけの手順書だと思われる。

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