おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川武士です。
今日は「人生が動く瞬間」
というテーマでお話ししたいと思います。
先日、X（旧Twitter）で見かけた言葉に、
ハッとさせられました。
「人生後半戦の攻略法」
を発信されているいれぶんさんの投稿です。
人生が動く瞬間って、
奇跡でもチャンスでもなく、
もうごまかすのをやめようと心の奥で静かに決めた時だ。
本当にその通りだと思います。
人は何か“特別な出来事”で
変わるのではなく、
心の中で「もうごまかすのをやめよう」
と決めた瞬間に変わる。
「もうこのままじゃ嫌だ」感情的臨界点
習慣化の学校でもよくお話ししますが、
人が本当に変わるのは、
感情的臨界値を超えたときです。
「もう嫌だ」「このままでは生きられない」と
心の奥で叫んだ瞬間に、人生は動き出します。
多くの場合、
それはチャンスが訪れた時ではありません。
しんどい出来事の中で、
本音で望む生き方と現実のギャップ
が広がった時です。
最初は我慢できるんです。
嫌な上司、理不尽な評価、合わない部署。
「仕方ない」と目をつぶり、やり過ごす。
でも、その“ごまかし”が
もう効かなくなる時が来ます。
そして、静かに
「もう無理だ」と心が決壊する。
その瞬間こそ、人生が動く時です。
私の人生が動いた3つの瞬間
1. 29歳、日立を辞めた時
大企業での仕事は安定していました。
給料も良く、上司の期待もあり、
親も安心してくれていた。
でも、「自由と自立」を重んじる
自分の価値観とは合わなかった。
社内政治や手続きに時間を取られ、
深夜まで働いても成果は遠い。
「この働き方は違う」と感じながらも、
上司や環境に“義理立て”して続けていました。
しかし、尊敬する部長が異動した瞬間、
その糸が切れました。
「もうごまかすのはやめよう」
そう決めて、会社を辞めて独立しました。
これが最初の“人生が動いた瞬間”でした。
2. 仕事を「習慣化一本」に絞った時
独立後は、講座や執筆に加えて、
企業研修などの依頼も増えました。
ありがたいけれど、あまりに多忙で、
本当にやりたいことが後回しになる日々。
結婚を機に、家族との時間を考え直しました。
「期待に応える」という名のごまかしをやめ、
収入が下がっても習慣化だけに専念する
と決めました。
請負仕事を手放したことで、
時間も心も、自分の使命に
集中できるようになりました。
3. 「自分の山」を見つけた時
2019年、また新たな転機が訪れました。
本を書き、講座をするだけでは物足りない。
「10年、20年かけて登る大きな山が必要だ」
と直感したんです。
インドやオーストラリアに渡り、
多くの人に出会いながら見えてきたのが、
「古川式習慣化メソッド（ハビット・リプログラミング）」。
『7つの習慣』のように、人生に影響を与えるメソッドを
一生かけて磨き続けよう。
そう決めた瞬間、
また人生が一段上のステージに
動き出しました。
決めた後に訪れる「混乱」は、通過儀礼
「ごまかすのをやめよう」
と決めても、すぐに答えは出ません。
むしろ、モヤモヤと悶々とする時間
が続きます。
でも、その“混乱”こそが
大切なプロセスです。
動き、悩み、人に会い、考え続ける。
ある時ふっと、
深いところからストンと答えが見えてくる。
火山が噴火するまでに、
長く圧が溜まるように、
私たちも内側でエネルギーを
溜める時間が必要なんです。
「ごまかすのをやめた瞬間」に人生は動く
人生が動く瞬間は、
奇跡でもチャンスでもない。
静かに、心の奥で
「もうごまかすのをやめよう」と決めた瞬間。
そして、その後に訪れる混乱や迷いは、
次の自分へ跳ぶための助走です。
もし今、何かを迷っているなら、
無理に答えを出さなくても大丈夫です。
まずは、心の奥の声に
「正直になる」と決めるところから
始めてください。
もし今、
「このままではいけない」
「ごまかさずに生きたい」
そんな気持ちが少しでも心の中にあるなら、
それは――人生が動き出すサインです。
習慣化の学校は、
その“静かな決意”を行動に変えるための
具体的な方法を学びます。
心の整え方、行動の続け方、そして、
自分らしい生き方を取り戻すための
実践的な習慣づくりを、
体系的に実践・定着できる場です。
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