おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川武士です。
「また続かなかった…」
そんなふうに、
自分を責めてしまうことはありませんか?
何度も習慣化にチャレンジしてきた。
ノートも買ったし、アプリも試したし、
最初はやる気もあった。
でも、気づけばやらなくなっていて——
その瞬間、「やっぱり自分はダメだ」
と心の中でつぶやいている。
実は、これはとても多くの人が
経験していることです。
習慣化の相談を受ける中で、
最初に出てくるのはこの言葉です。
「私は意志が弱いんです」
「どうしても三日坊主になってしまって…」
「また失敗するんじゃないかと不安で…」
でも、私は思うのです。
続かなかったということだけで、
その人の価値が下がるなんて、
絶対にあってはならないと。
「続かなかった」の裏にあるもの
習慣が続かない理由は、
単純ではありません。
やる気がないわけでも、
性格がだらしないわけでもありません。
むしろ多くの場合、
がんばりすぎているから続かないのです。
・完璧にやろうとしすぎて、
少しできなかった自分にNGを出してしまう
・誰かの期待に応えようとして、
本当はしんどいのに頑張ってしまう
・「もっと頑張らなきゃ」と思いすぎて、
心も体もついていけなくなる
続かなかったのは、
あなたがダメだからではなく、
「やり方」や「向き合い方」が、
あなたに合っていなかっただけなんです。
第一歩は、「自分へのやさしさ」から始まる
もし今日、あなたの中に
「またダメだった…」という思いがあったら、
自分にこう問いかけてみてください。
「本当に、私はダメだったのかな?」
「そもそも、このやり方は今の自分に合っていたかな?」
これは、“責める”から“理解する”
へと視点を切り替える問いです。
習慣化は、がんばることよりも、
整えること・気づくことから始まります。
毎日うまくできなくてもいい。
昨日できなかったなら、
今日もう一度始めればいい。
そんなふうに、
自分にもう一度チャンスをあげられる人が、
本当に習慣を変えていけるのです。
人生を変えるのは、完璧な行動じゃない
私たちは、
「続ける=毎日できること」と思いがちです。
でも、現実は、
体調も気分も時間もゆらぐのが人間です。
だからこそ、
“また始められる柔らかさ”のある習慣こそが、
人生をじわじわと変えていきます。
完璧じゃなくていい。
やり直せばいい。
やさしい習慣のほうが、
人生にはフィットします。
今日の一歩!問いから始めてみよう
では、ここでひとつ問いかけてみましょう。
「私は、本当にダメだったのかな?」
「もう一度、やさしく始めるとしたら、
どんな一歩が心地いい?」
答えは出なくても構いません。
問いかけること自体が、習慣化の再スタートです。
“また続かなかった…”は、
“また始められるチャンス”かもしれません。