おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
これまで「続ける習慣」「やめる習慣」など、
多くの習慣化に関する考え方をお伝えしてきました。
ですが、改めて原点に立ち返るときに、
私はいつもこの3つの原則に戻ってきます。
それは──
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今ここから始める
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小さく足していく
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自分を褒める
この3つです。
どれも基本的で地味かもしれませんが、
習慣を「自分のもの」にするうえで、
決して外せない土台だと感じています。
1.今ここから始める
私たちはつい、過去や他人と比べてしまいます。
「もっと早く起きなきゃ」
「毎日書けている人がいるのに」
そんなふうに、今の自分を
“できていない状態”として責めてしまう。
たとえば、8時半に起きるのが精一杯な自分を、
「6時半起きの人と比べて2時間遅れている」
と感じてしまうと、スタートする前から
心が折れてしまう。
でも、重要なのは「比べること」ではなく、
今の自分から一歩だけ前に進むことです。
昨日できなかったことを、今日やってみる。
書けなかった日があっても、
今日またノートを開く。
「今ここから」再スタートを切ることに、
OKを出してあげる。
それだけで、習慣は前に進み始めます。
2. 小さく足していく
習慣化の基本は「ベビーステップ」です。
でもこのステップが、
うまく機能しないときもあります。
なぜなら、
「こんな小さなことしかできない自分」
を責めてしまうから。
ウォーキング5分だけでも、ノートに1行だけでも、
それは昨日の自分より前進しています。
大きな変化ではなくていい。
0.1でも、積み重ねていくことに意味がある。
逆に「いきなり完璧にやろう」とするほど、
現実とのギャップに押し潰されてしまう。
だからこそ、小さく、
でも確実に“足す”ことを意識してください。
3. 自分を褒める
人は、褒められると伸びる。
これは子どもに限らず、大人も、
そして自分自身に対しても同じです。
習慣化の途中で自分を叱り続けると、
行動自体が嫌になります。
「できなかったこと」ではなく、
「できたこと」に目を向ける。
記録をつけると、意識しやすくなります。
たとえば、
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寝る時間を守れた
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朝、1回で起きられた
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ノートを3日続けて書けた
こうして定量的に把握できれば、
「自分、ちゃんとやれてるな」
と感じられるようになります。
もし数字で表せないことがあっても、
「今日は心がざわざわしていたけど、向き合えた」
「言葉にならない気持ちを書けた」
そんな定性的な“気づき”を記録してもOKです。
どんなに小さなことでも、
認めてあげることで前に進めるようになります。
習慣は、「自分との信頼関係」から始まる
何度でも、何度でも
「今日からまたやってみよう」
と思える自分であること。
それが、習慣を育てる最大の力になります。
調子のいい日も、うまくいかない日も、
自分に対して「また戻ってこれてるね」
と語りかけられるか。
そのために、
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今ここから始める
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小さく足していく
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自分を褒める
この3つを、どうぞ大切にしてみてください。