おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
春、新年度の始まり。
新しい手帳に目標を書き込み、
少し気持ちが引き締まる時期ですね。
でも同時に、
「何から手をつければいいのか分からない」
「やりたいことが多すぎて、
頭がごちゃごちゃしている」
そんな声もよく聞かれます。
この時期は、環境の変化、
周囲のスピード感、
情報の多さなどが重なり、
私たちの内側が置き去りになりやすいのです。
だからこそ、
新年度のスタートラインに立った今、
私はこう提案したいのです。
「習慣を始める前に、
優先順位”を整える時間をつくりましょう」
忙しさに飲み込まれる前に、立ち止まる
新年度は、
あらゆるものが動き出すタイミング。
新しい仕事、人間関係、役割…
気づけばタスクに追われ、
毎日が“処理する時間”になっていきます。
そんなとき、ふと自分に問いかけてみてください。
「この一年、
私は何を一番大切にしたいのだろう?」
この問いに対する答えこそが、
あなたの“生き方の軸”になります。
優先順位とは、
単なるToDoリストの順番ではありません。
それは、自分らしく生きるための
習慣のコンパスなのです。
優先順位を整えると、人生に静かな変化が訪れる
優先順位が明確になると、習慣が変わります。
習慣が変わると、行動が整います。
行動が整うと、
生き方そのものが変わり始めるのです。
たとえば・・・
・迷わなくなる
何を優先すべきかが明確になると、
「やる・やらない」の判断が速くなり、
エネルギーの無駄遣いが減ります。
・日常に納得感が生まれる
目の前のタスクが「やらされ感」ではなく、
「自分が選んだこと」に変わっていきます。
・「自分で生きている」という実感が持てる
自分軸で決めた習慣は、
小さくても深い自信につながります。
優先順位を見直すための3つの問い
今、少し時間を取って、
この問いを自分に投げかけてみてください。
1.この一年、本当に大切にしたいことは何か?
健康、家族、成長、挑戦…
たった一つでも構いません。
自分の軸を見つけましょう。
2.それを実現するために、「やらない」と決めることは何か?
優先順位は、「やること」以上に、
「やらないこと」の選択でもあります。
3.その優先順位を、どんな習慣に落とし込めば、日々に根づくだろうか?
習慣は「意志」ではなく、
「仕組み」で作るもの。
どんな行動がその価値観を支えてくれるか
を考えてみてください。
習慣は、未来をつくる“日々の選択”
私がこれまでお伝えしてきたように、
習慣とは未来をつくる行動です。
目指したい自分があるなら、
今日何を選ぶか。
この問いの積み重ねが、
未来のあなたの姿を決めていきます。
たとえば、
・健康を優先したいなら「毎朝ストレッチを5分」
・家族との時間を大切にしたいなら「夜はスマホを手放す」
・自分の成長に時間を使いたいなら「移動時間に耳読書をする」
どれも、優先順位を行動に落とし込んだ
習慣です。
今こそ、自分の優先順位を整える時間を
この春、あなたが「なんとなく忙しい」
「やることは多いけど充実していない」
と感じているなら、それは自分の内側からの
サインかもしれません。
まずは、10分だけでいいのです。
静かな時間の中で、
自分に問いかけてみましょう。
「私は、この一年、何を大切にしたいのか?」
その問いが、あなたの一年を
「流される一年」から「選び取る一年」
へと変えてくれるはずです。