おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
「長時間働いているのに、
なぜか成果が出ない…」
「目の前のタスクを頑張っているのに、
集中力が続かない…」
そんな経験はありませんか?
私たちは日々、
さまざまな業務に追われながらも、
「もっと効率よく成果を出したい」
と願っています。
しかし、ただ長く机に向かっていても、
生産性は高まりません。
その原因は、仕事の“密度”にあります。
私が提唱している『高密度仕事術』では、
「短時間で最大の成果を出すための働き方」
を習慣化することを目指します。
その鍵となるのが、
仕事の「リズム」と「集中の切り替え」です。
長時間労働は成果を下げる
集中力は、時間に比例して
伸びるものではありません。
私たちの脳は、一定時間を過ぎると
集中力が低下していく構造になっています。
長時間、同じタスクに向き合い続けても、
パフォーマンスは下がる一方で、
ミスも増えやすくなります。
だからこそ、「だらだら働く」のではなく、
「短く・深く集中する」ことが求められるのです。
ポイントは、90分の“集中リズム”
人間の集中力はおおよそ90分周期で
波を描くといわれています。
これを活かし、1日の中で
「高密度で集中する時間」を
意識的にデザインするのが『高密度仕事術』です。
例えば…
朝の90分は「脳が最も冴えるゴールデンタイム」。
→重要度の高いタスクをここに入れる。
午後の時間は「エネルギーが落ちやすい」。
→細かい作業やルーチン業務を当てる。
集中した後は
10〜15分の“切り替え時間”を必ず挟む。
このように、タスクの内容と時間帯を
うまく組み合わせることで、
仕事に“メリハリ”が生まれ、
自然と密度が高まっていきます。
「高密度」で働くための3つの習慣
1.1日3ブロックに分けて考える
「午前」「午後」「夕方」の3つに時間を区切り、
それぞれに“集中タイム”を1つずつ設定します。
集中タイムの前には、
スマホを離し、通知を切る。
できるだけ“集中のための環境”を整えましょう。
2.短時間で終わる仕事を“回復タイム”に使う
資料の印刷、メール返信、書類整理…。
これらは、集中力が落ちているタイミングでも
取り組める“回復タスク”です。
意識的に配置することで、
次の集中タイムへと心身を整える時間にできます。
3.「10分で切り上げる習慣」をもつ
集中タイムの終わりには
“余白”を設けることが大切です。
10分前には作業を切り上げ、
軽いストレッチや深呼吸を取り入れましょう。
この小さな習慣が、
次の集中タイムの質をぐっと高めてくれます。
「高密度な1日」がもたらす変化
この働き方を続けていると、
驚くほど日々の感覚が変わってきます。
・無駄に疲れなくなった
・限られた時間で仕事が終わるようになった
・家に帰ってからも、心に余裕がある
私自身、かつては「努力量=成果」だと信じて、
長時間働いていた時期がありました。
でも、それでは体も心も持たなかった。
だからこそ、“量”から“密度”へ。
努力のベクトルを変えることで、
人生全体が整っていきました。
今日の仕事に“密度”を取り戻そう
「がんばってるのに成果が出ない」
と感じたら、まずは働き方のリズムを
見直してみてください。
大切なのは、
「時間を長く使うこと」ではなく、
「短く深く集中すること」です。
1日1ブロックでもいい。
まずは今日の午前中、
90分だけ集中する時間を
確保してみてください。
その密度の高い時間が、
きっとあなたの働き方と未来を
変えてくれるはずです。