おはようございます。
習慣化コンサルタントの古川です。
自分自身や周囲の期待に応えようとし過ぎて、
息が詰まりそうになることがありませんか?
子供たち、家族、職場の仲間や上司、友人、
そして自分自身とのバランスを取ることは、
容易なことではありません。
過度なプレッシャーや他人の反応に
神経を使い過ぎることで、
前に進むのが難しく感じることが
あるかもしれません。
そんなときに大切なのは、
「他人がどう思うかは、
自分の力ではどうしようもないこともある」
ということを心に刻むことです。
私もその一人で、
ある日の出来事を振り返ります。
ある日、私が「働き方改革」の講演会に
登壇することになりました。
登壇メンバーは私を含む3人で、
会場は大いに賑わっていました。
この状況を見て、
私はちょっぴり不安になりました。
なぜなら、通常の企業講演とは違い、
このときは私のことを
ほとんどの人が知らない状態でした。
「私の話は、
会場の人に響くだろうか、
ニーズに合うのだろうか……」
と不安がよぎりました。
待っている間、
私の心はちょっとざわついていたのです。
しかし、
そこでふと思ったのです。
「今、それを気にして
何かを変えることはできるだろうか?」。
配布資料も用意済みで、
話の内容を変更できない状況でした。
話を準備して、
聴衆のことを考えたつもりだし、
本番前に反応を心配しても
しょうがないことに気づいたのです。
もしかしたら、
聴衆のニーズに合わないと感じて
途中で帰る人もいるかもしれませんが、
「それでもいいじゃないか、
あとは楽しもう」
と自分に言い聞かせました。
自分の気持ちから伝えたいことに焦点を当て、
相手の反応よりも心からの伝えたいこと
に集中しました。
結果的に、
アンケート調査でも好評だったのは、
情熱を持って話したことが
伝わったからかもしれません。
もちろん、仕事では
お客様や上司からの評価が大切ですし、
相手のニーズや反応を考えることは必要です。
提案資料を作成する際も、
相手のニーズを考えて準備することは
欠かせません。
しかし、提案資料ができてしまった後、
それが受け入れられるかどうかを
考えることはあまり意味がありません。
試験の勉強の場合も同様で、
がんばって勉強するのは大事ですが、
試験が終わった後に合格するかどうかを
気にするのはあまり意味がありません。
「今、それを考えてもどうしようもない」
と感じる瞬間もあるかもしれませんが、
相手の反応や結果に囚われないようにしましょう。
結果を手放し、行動に集中し、
プレッシャーから解放することは
ときとして、非常に重要です。
時には、自分自身に自信を持つのが
難しい瞬間があることでしょう。
しかし、準備が整ったとき、
自分自身を信じ、
自分の力を発揮することが
きっとできると思います。