習慣化コンサルタントの古川です。
ある強みを専門に扱うコンサルタントが
次のように言っていました。
「強みに目を向けることは知恵である。
弱み・反省点には自然と目が向く。
しかし、強みは意図して焦点を当てなければ
埋もれたままになる」
この言葉は、私たちの心理をよく捉えていると思います。
日本人だとプロジェクトを行う前から、
「反省会の日程を・・・」という。
反省会=振り返り会の意味ですが、
やる前から反省が決まっているのですね。(笑)
だから、改善!改善!改善!が続き、
成長しているとも言えるのですが、
個人の精神的豊かさや真の成果拡大、
飛躍的な自己成長を考えると、
失敗や弱みに焦点を当てることは
視野狭窄ではないかと私は考えます。
まず、精神的な豊かさの観点からいうと、
物事の反省点、できなかったことばかりに目を向けると
継続するときに、「自分はやっぱりダメだなー」
と自己嫌悪を繰り返しがち。
問題は、それをバネに頑張って成果をあげるとしても、
モチベーションは常に「自己嫌悪感!」になるため、
感情習慣という意味では豊かとは言えません。
また、真の成果拡大、飛躍的な自己成長を考えると、
弱み・反省点の改善にはパワー不足感が否めません。
もちろん、漸進的な成長、
つまり小さな改善は進むとしても飛躍的な成長は、
強みと成功の中から見える機会が原動力になるからです。
強みにフォーカスすると、
他人には逆立ちしても真似できない
「圧倒的な活動」を促すことができます。
情報収集をして納得いくまで調べ尽くす人
リスクを物ともせずに行動し続ける人
ルーティンを粘り強く淡々と続ける人
理想主義で細部に渡り妥協を一切許さず品質を高める人
安全と安心を作り出すためにプラン二ング予防を行う人
など・・・
これらは、その人の本質であり、
本質に根付いている、いわば持って生まれた強み。
強みはほぼ、根源的欲求と言い換えて問題ないと思います。
この欲求こそが、圧倒的な行動と結果を作り出します。
しかし、私の強みは???
と聞くのが恥ずかしいのと、そんなものがあるのか?
と自信がないことも起因しているでしょうが、
強みに焦点を当てることが少ない。
強みとは、他の誰かより優れている技能ではありません。
そうではなく、自分の中で汲めど尽きぬ
モチベーションが湧き出す欲求の源のこと。
この欲求の源が、圧倒的行動を生み、
飛躍的な成果を出す根源となります。
そう考えると、他の人からみると滑稽で
「変態的にこだわってやっていること」があるはずです。
この欲求を生かすことが強みを生かすことです。
しかし、弱みに焦点を当てている限りにおいて
この強みを見ようとしない。
だからこそ、強みを見ることは非常に知恵なのです。
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