習慣化コンサルタントの古川です。
私たちの性格・資質は簡単に変えられません。
変える必要はなく、資質に沿って生きる方が無理なく、
自分も豊かさを感じて、周りにも貢献できます。
そのためには、
自分の「根元的な欲求」を知っておくことが
重要だと私は強く考えます。
根元的欲求とは、生まれ持った資質から
繰り返し人生や仕事に現れるもので、
感情パターンを作り出すコアの欲求です。
これを把握しておくと自分の心を豊かにし、
平安を得ることができます。
前回に引き続き、9つの根元的欲求は、
エニアグラムという心理学の体系を軸に紹介します。
全ての心の叫びは自分の中に存在しますが、
繰り返し自分の心が強く求める叫びを3つ選んでみてください。
あなたの心が求める声と対話しながら読んでください。
心の叫び1.完璧でありたい
いい加減が嫌いで、あるべき姿を目指します。
こうあるべきという高潔さを自分にも他人にも求めます。
充足感を得るには「完璧・理想を追求する」ことです。
仕事も生き方もあるべき姿・高潔さを追求すると心が喜びます。
一方、心の平安が乱れるのは、過度な自己嫌悪に陥るとき、
いい加減な依頼を受けるとき、妥協を強いられるときです。
心の叫び2.愛されたい、必要とされたい
相手との人間関係や感情のやりとりを重視します。
充足感を得るには、「愛されたい、必要とされたい」を満たすことです。
親密で温かい関係を必要とします。
心の平安が乱れるときは、非人間的に依頼をされたり、
感情への配慮がない人と付き合うときです。
過剰に人の要求を受けすぎてしんどくなることです。
心の叫び3.達成したい、賞賛されたい
常に何かを目標を達成したいという気持ちが強く、
賞賛されたい、認められたい。
充足感を得るには「価値ある存在である自分を感じる」ことです。
心の平安が乱れるときは、公の場で叱責される、批判されることです。
達成中毒になって、多忙さに自分を追い込みすぎることもあります。
心の叫び4.個性的でありたい
人と同じが嫌いで個性や独創性を発揮したい気持ちが強い。
充足感を得るには「個性的である」ことです。
小さな人との違いが重要です。
心の平安が乱れるときは、定常業務など
「こんなの誰でもできる」と考え、他人と同じことをやらせるときです。
心の叫び5.専門性を発揮したい
情報収集をしたり、専門性を追求する気持ちが強い。
充足感を得るには「専門分野で有能感を得る」ことです。
無能で知識がないという状態は耐え難い苦痛です。
心の平安が乱れるときは、情報がなくきちんと把握できていない、
ロジックで納得できていない」状態です。
心の叫び6.安全でいたい
仕事・人生において安全・安心を得たいという気持ちが強い。
充足感を得るには、「プロセスや人生に安全と安定を保つこと」です。
心の平安が乱れるときは、不安定で予測不能な状況にいるときです。
心の叫び7.楽しくありたい
常に、ポジティブな気持ち、楽しさを追求したい。
充足感を得るには、常に今を楽しく、快適に過ごすことです。
前向きにとらえて楽しく過ごすこと。
心の平安が乱れるときは、「ネガティブな感情や苦痛が大きい」ときです。
心の叫び8.コントロールしたい
自分や状況をコントロールしたい気持ちが強く、強さを感じたい。
充足感は、コントロールや力を得ることです。
挑戦したり、行動して試行錯誤していくプロセスに充実を得ます。
心の平安が乱されるときは、人に指示命令されること、
権限や力がない、他人に負けるという環境にいるときです。
心の叫び9.安定して平穏でいたい
マイペースで自分のリズムを一定に保ちたい。
充足感は、「安定していること、平穏でいること」です。
時間の使い方、人間関係、仕事リズムが安定していることです。
心の平安が乱れるときは、突発、イレギュラーに振り回されるときです。
ここまで9つの心の叫びをご紹介しましたが、
今からあなたの仕事や家庭、人間関係に当てはめて、
心の充足感と平安を得るために、どの叫びを優先するか、
そのために何をする必要があるのかを内省してください。
くれぐれも強調したいことは、
心の叫びにいい悪いはありません。
ただ違いがあるだけです。
また、心の叫びに沿って
習慣化をデザインしないと
モチベーションが上がらない、
続かないということになります。
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